ふらいぱんじいさん (日本の創作幼年童話 5)

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 1219
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251006356

感想・レビュー・書評

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  • ふらいぱんとしての役目がおわったわけじゃないけれど、「目玉焼きが焼けなくなったから」という理由で家出するふらいぱんじいさん。
    もう、冒頭からわくわくします。
    あっという間に読み終わりますが、つぎつぎ起こるじいさんの冒険譚に、なんだかほっこりしてきます。
    なるほど、そう落ち着くか!
    という終わりですが、あとがきを読んでびっくり。
    落ちからできたおはなしだったのですね!

  • 中根さんの、「小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」」に載っていた推薦図書の一冊。

  • 図書館で借り。
    堀内誠一の本なので。絵が好きなので。
    絵本というにはページ数と字が多いけど、絵もたくさんなので飽きずに聞いてくれた。

    ラクダの子どもが笑ったところまでは読んだ。
    続きはまた明日読む。

    読み終わった。旅の途中で新しい自分の活かし方を見つけたんだねー。

  • ふらいぱんじいさんが最後にことりたちのおじいさんになれてよかった。

  • 図書館で私がオススメした中から息子が読んでみて借りてきた本。

    フライパンじいさんは旅をしたあとどうなるんだろう?目玉焼きの卵はみつかるのかなあ?
    ずっとそう思いながら読んでいました。
    目玉焼きを焼くことはもうないけれど、小鳥たちの卵を温める新しい仕事に出会って、フライパンじいさんはまだまだ楽しく暮らしていけそうでよかったなあ。

    8歳の息子はこの本を読んで何を感じるのかなあ?どこに着目するのかな?楽しみ。

  • 4歳半の息子に読み聞かせ中です。おおよそ見開き1頁に、挿絵がついているので、絵本から童話への読み聞かせのステップアップにぴったりの本です。文字も大きく、1頁に書かれているのはそれほどの文字数ではないので(もちろんすべて平仮名)、自分で平仮名が読めるようになったら、少しずつ自分でお話を楽しめそうです。
    また内容も、いろんなところに冒険をしに行くのですが、途中で動物に会います。動物も身近なものが多いので、4歳半でも十分内容を理解できているようです。ただ、主人公がフライパンであること、そして道中想像したこともないような方向に話が行くので、読んでいて楽しいようです。私自身は小さいときに読んだ記憶がなく、これが初めてですが、最後の結末を楽しみにして読み聞かせていきます。★4つ

    読み終わりました。最後の2章は一気に読んでしまいました。息子は、フライパンの取っ手が曲げられてしまったところで、大変心配していました。最後の結末のことはまだイマイチわかってなかったようですが、私的にはとても良い終わりでした。量的にもそれほどないので、今度は前編、後編と分けて読み聞かせ、最後は、一気に読み聞かせできるような量だなと思いました。

  • まるくて ながくて くろいもの なんだ?
    ふらいぱん
    「たまご たまご たまご、おおきな めだまやきを やきたい!」
    ふらいぱんの じいさんは、めだまやきを やくのが だいすきで、
    あるとき とうとう たびにでた。
    ~表紙見返しより~

    目玉焼きを焼くのが大好きなふらいぱんじいさん。
    ある日、奥さんがおなべを買ってきたので、
    もう大好きな目玉焼きを焼かせてもらえなくなりました。
    自分の役目を終えたとガッカリしたふらいぱんじいさん、
    この広い世の中で、誰かがまだ自分を必要としているかもしれないと
    旅に出ることにしました。

    去年の夏休み(小1)に親の私が選んで図書館で借りてきましたが、結局読了できないまま返却しました。
    今年、一学年上がって、図書館で手に取ったのは子ども自身でした(^^)
    なんと、今回は(読み聞かせではありますが)全編を休まず一気読みです。
    ずいぶんと長い時間、お話に集中できるようになりました♪
    とっても面白かったとのことです。

    (こども一言感想)
    ヒョウの夫婦がふらいぱんじいさんに映った姿を見て
    「自分こそ黒ヒョウだ!」喧嘩するシーンが特に面白かった!

  • 本日の読み聞かせ。
    ほう!懐かしい!と思い図書館で借りてみました。
    まったく物語を思い出せなかったので、子供と一緒にワクワクしながら読めました。なんだかほのぼのしたお話ですね。

  • チビ1号、移動図書館にて

  • 低学年から。
    絵本から児童書へ、ステップアップにちょうどいいくらい?

    目玉焼きを作るのが好きなふらいぱんじいさん。ある日新しいフライパンがきて、自分探しの旅に出る。自分は何者であるか、アイデンティティーを見つける旅ですかね。誰かの役に立ちたいというふらいぱんじいさんの気持ちと、心を温かくさせる最後が良かったです。
    明確なストーリー展開なので、本が苦手な小学生に一番最初に書いてもらう読書カードで薦める一冊です。

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著者プロフィール

神沢利子 1924年、福岡に生まれる。子ども時代を北海道樺太で過ごす。文化学院文学部卒業。童話作品に『ちびっこカムのぼうけん』(理論社)『くまの子ウーフ』(ポプラ社)『銀のほのおの国』『流れのほとり』(福音館書店・日本児童文芸家協会賞)『神沢利子コレクションI~V』(あかね書房・巌谷小波文芸賞)など、絵本に『たまごのあかちゃん』『おばあさんのすぷーん』『ぽとんぽとんはなんのおと』『おっとせいおんど』『いいことってどんなこと』『えぞまつ』(以上福音館書店)など多数の作品がある。東京在住。

「2022年 『てんのくぎをうちにいった はりっこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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