サクリファイス (1) (ヤングチャンピオンコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784253145282

感想・レビュー・書評

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  • 原作に忠実といえば聞こえは良いですが、原作の雰囲気が全く再現されていません。
    原作にある「○○が××した」「△△が□□した」というキャラの行動が、忠実に絵にされているだけであり、どういう事を伝えているシーンなのかが全く再現されていないのです。

    たとえば、赤城が最初に白石に話しかけてきたシーン。
    原作では、声をかけた赤城がまだ白石に話がありそうだという雰囲気が書かれてありますが、マンガではそういった雰囲気は描かれておらず、脈絡なく白石のモノローグで「なんだろ?」って書いてあります。
    読んでるこっちとしては、「なんだろ?」のモノローグこそ、一体なんなんだと。

    あと、赤城が白石の胸倉を掴んで「お世辞も度が過ぎると嫌みだぞ」って言うシーンがありますが、原作を読んでみると、赤城が胸倉掴んでまで憤るような雰囲気ではないですし、マンガでいきなり赤城が憤った時はビックリしました。

    原作にある「キャラの行動」だけを絵にしたところで、良いマンガになるはずもありません。

  • 勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった――。二転三転する〈真相〉、リフレインの度に重きを増すテーマ、押し寄せる感動! 青春ミステリの逸品。

    全3巻読了

  • なんか嫌な終わり方。気になるけどね。バクマン読んだ後だとキャラ構成が気になってしまうな、前の方が純粋にのめり込めてたかも。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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