- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255007533
作品紹介・あらすじ
服を超えて、新しい人間をつくる。
ファッションの魔法を取り戻す。1秒でも着られればそれは服となり、瞬間最大風速で見る人を魅了し世界を動かす。物語を主人公に、巨大な熊手のようなコスチュームで秘境の祭りを出現させる山縣。ファッションショーと音楽ライブを合体させ、アニメやアイドルをモチーフに日本の可能性を探る坂部。「絶命展」でファッションの生と死を展示して大きな反響を巻き起こし、自らのやり方でクリエイションの常識を覆してきた2人の若き旗手が、未来の新しい人間像を提示する。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第9弾。画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。
感想・レビュー・書評
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私にとっての御守り。
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ファッション
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ちょっと周りの同世代。特に服を作りたいそこのアナタ。読んで欲しいわあ〜。私なんか読んでも、この悶々とする ファッションへの思いを消化できずに、ただ 自分の想いとして終わってしまうだけだ。でも、服を武器としている人なら この本は エネルギーの塊だ。きっと これを読んだら昇華されることが 沢山 ある。
そんな私も、この本で 服を見つめ直せた。表現の深みを感じたし、ファッションの面白さを思い知った。 -
2017/1/18
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代官山蔦屋書店で見かけて。
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昔はいつも服のことばかり考えていて、ノートなんかに自分がデザインした服なんかを書きなぐっていたものだ。
今でもとてももう見れたものじゃないが。
自分の創造性を発揮して世の中に自分のデザインした服を発信したい、しかし、同時に売れる服を作らなければならない、というデザイナーのジレンマに関係なく、世間では隙間なく広告とファストファッションが溢れている。
それでもなお、服の魔法のような可能性を信じているという山縣氏の言葉に、確かに昔の自分が直向きに信じていた服の魔法の作用を思い出さずにはいられない。 -
ドキュメンタリー的なstory展開の中、成り立ちやルーツが散りばまっている点は面白い。その昔、布はとても高価で、お金以上の扱われ方したり等々。「あなたにとってファッションとは何か?」の答えも目からウロコだった。
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持論ですが、
パーソナリティに独創性を求めるデザイナーさんより、知識に基づいた形にハマるモノの中にパーソナリティを浮き上がらせる形の方が
私は尊敬に値すると思えて仕方ないです -
ファストファッションの犠牲になっている途上国の労働者。
世界の求めている空気を読むのはデザイナーとして大事な資質。
ファッションの本質は装い。
時代性ともかかわりがある。
時代、風土、社会とともに移り変わる。中心は今でもパリ。 -
ファッション業界で生きる(というかクリエイションを生業にしている)人の感性が覗ける。やっぱりイマジネーションすごい。ファッションを「もや」と表現しているのには、なるほど!と思った。(服というもやの中で人は幻想を見る。もやは消え、流行が終わるとあれはなんだったのかなぁと本人すら分からない。)わかりやすく、真面目な本。ファッションにそれほど詳しくない人が読んでも共感できる部分はあるんじゃないかな。