こんなとき私はどうしてきたか (シリーズ ケアをひらく)

著者 :
  • 医学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260004572

感想・レビュー・書評

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  • 参考になること、共感できることがたくさんありました。☆3つにしたのは、内容が重くて読んでいて疲れてしまったから。軟弱者でごめんなさい。

  • 読み終わって何年経っても、何度も時々開いて読み返す本。

  • 臨床の本。
    たとえが、わかりやすく、よみやすい。

  • 講演をもとにしているので、
    読みやすいし、わかりやすいです。

    改めて、すごい人だな〜
    って、、
    精神科医としてじゃなく、、、
    語学も堪能で、詩を訳したりしているという、、驚き&尊敬の人ですが、

    この本を読むと、チームワークだったり、建物だったり、いろーんなことに、緻密な配慮を巡らしたことがわかる。

    すごい。。
    患者さんのことも、本当に同じ目線でみているのだな〜って感じます。

  • 言葉の使い方考え方が勉強になりました!


    自分の言葉で伝えようと思います!

  •  わたしにとっての、すっごい、実用書。
     大好きな中井久夫せんせ。
     こころの状態が悪化しているがゆえに引き起こす、あらゆる不測の事態への対処法。
     暴力に正面から向き合ってはいけない。
     背中を見せてもいけない。
     横につける。
     そして0.4秒を待つ間、「なにかあったの?」ささやく。

  • 中井先生の講義録です。

  • 医学書院の「ケアをひらく」シリーズの一冊。『We』読者Mさんがブログで書いてはったのを読んで、まだ読んだことがなかったので借りてきた。近所の図書館には残念ながら所蔵がなく、ヨソからの相貸である。

    こんなとき私はどうしてきたか

    ここでは、著者が、精神科で患者さんと出会い、つきあってきた中での、自分の経験のみが語られている(これは講演録)。こんなとき、自分はどうしたか、何を語り、どう行動してきたかが。

    病気は患者にとって決して小さなことではないけれど、だからといって、患者の人生を病気中心のものにしてはいけない、というようなことや、医者は、患者の語る「病気以外のこと」を、どれだけ膝を乗り出して聞けるだろうか、といったことを著者は語っていて、この人はいい人やなあと思ったし、こんな医者に話を聞いてもらえたら、「病気」の経験はずいぶん違うやろうなと思った。

    こんな本が、近所の図書館にないのが残念。ときどき、読みなおしたい本。

  • 平易な文章で書いてあるが、臨床と照らし合わせると
    本当に役に立つ。

  • 一部にファンも多い精神科医、中井久夫氏が有馬病院で行った一連の講義をまとめたもの。幻覚妄想とは何か、を語れる人は多いが、どんな感じなのか、を語れる人は数少ない。この手のうなぎのタレのようなもので一冊の本を上梓できるという人もまた稀有なんだろう。長生きしてください。

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著者プロフィール

中井久夫(なかい・ひさお)
1934年奈良県生まれ。2022年逝去。京都大学法学部から医学部に編入後卒業。神戸大学名誉教授。甲南大学名誉教授。公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構顧問。著書に『分裂病と人類』(東京大学出版会、1982)、『中井久夫著作集----精神医学の経験』(岩崎学術出版社、1984-1992)、『中井久夫コレクション』(筑摩書房、2009-2013)、『アリアドネからの糸』(みすず書房、1997)、『樹をみつめて』(みすず書房、2006)、『「昭和」を送る』(みすず書房、2013)など。訳詩集に『現代ギリシャ詩選』(みすず書房、1985)、『ヴァレリー、若きバルク/魅惑』(みすず書房、1995)、『いじめのある世界に生きる君たちへ』(中央公論新社、2016)、『中井久夫集 全11巻』(みすず書房、2017-19)

「2022年 『戦争と平和 ある観察』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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