下町不思議町物語 (YA!フロンティア)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 343
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265072040

感想・レビュー・書評

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  • 学校の本棚で見つけて呼んでみました。
    途中からは涙がほろりとしました(´Д⊂
    この本を忘れた何ヵ月後かに図書館で妖怪アパートを見つけて読みましたー
    その後またこの本を読んだら爆笑してしまいましたw
    妖怪アパートから友情出演・・・・・v

  • ああ…香月さん、ほんと好き!!!!
    このなんともいえない人情な雰囲気とか、活き活きしてる人々とか。
    元気出ます(*´∀`*)
    師匠に惚れる。粋な人って感じがまた良いです
    個人的にすごいなと思ったのは料理の描き方。
    師匠と食べてるなんでもないオムライスがすっごくおいしそうに感じる反面、おばあちゃんと食べてる高級料理が全然おいしそうに感じない。
    この温度差、ドキッとしました。

    妖アパとの繋がりにもニヤニヤしました。
    古本屋…!!!
    こういうちょっとした繋がり方、本当に好きです。

  • 今までの作品に比べると会話文が多いようなので、読み始めは軽い印象がありましたが、さすがは香月さん作品。関西弁全開の勢いあるトークの中に大切なことが色々詰まっている作品でした。これはシリーズにはならないのでしょうか? 古本屋さん等、他作品とリンクしているようなので、続編も気になります。

  • 両親が離婚して、連れてこられた町。
    その町にある『町』で出会った、師匠。

    おばけやら不思議なものやら、理解不能なものが
    たくさんある町。
    どこを見ても楽しそうですが…おばけ。
    しかし見るだけなら大丈夫、かもしれない。

    切れかかっていたり、細くなっていたり、な家族の絆。
    それを修復した物語でした。
    ちょっと涙ぐんでしまいそうになりましたが
    大人になるに従って、頭が固くなってみたり
    すっかり忘れてしまっていたり。
    大事なものを忘れないようにしなければ、と
    思えるような話でした。

    しかし…少年、要領がよすぎる…w

  • これはおもしろい。 
    んでもってめっさ泣ける。

    主人公のナオがたまらなくいいんだ 。

    病気のせいで、ちょっと国語が苦手だったり、
    食べるの遅かったりするんだけど、
    そんなの関係ないぐらい元気で思いやりがあって
    明るいんだよ。  

    んで、師匠の高塔がこれまたかっけぇんだわ。

    すごく人の気持ちがわかる大人だ。 
    人じゃないみたいだけどw
    ナオの心のもやもやを解く言葉の数々が、
    目からうろこですよ。
    思わず、ウンウンそぉだよねって唸っちゃうもん。

    2人のテンポ良いやり取りもおもしろくていい感じ。

    ナオのとぉちゃんもなかなかカッコ良かったねぇ。
    こんな父親だと子供はすくすく育つんじゃないかな
    と思う。

    後半泣きながら読んでて、ネコバスで爆笑したわw
    実際ネコバスじゃないんだけど、
    あえてココではネコバスとしておこう。

    泣きながら笑うって器用なマネをさせてくれた
    ありがとうw

    最後はハッピーでほんとよかった。

    続編があってもいいけど、変にグダグダ続くよりは
    終わらせといたほうがいいのかなぁ・・・
     
    家政婦のハナちゃんとナオのとぉちゃんがどぉなるのか
    ちょっと気になるけどw

    注:ここから下は愚痴です 
    感想でもなんでもありませんから読む必要はありません

    この手の本を、そんなの子供が読む本じゃんって、
    鼻で笑ってバカにして読まない大人には、
    いくら良さを説明してもわかろうとしないんだよな。
    つぅか、聞こうとしないもんね。 
    説明を。

    オタクな趣味なんかに関してもそうだけどさ、
    いちいちそんな連中を相手にしなくてもいいやって、
    これ読んで改めて思ったw

    そんな奴らは、せいぜい大人が読む本と思ってるのだけ
    読んだり、他人の趣味をバカにしたりして、
    難しい言葉使いまくって小難しいだけの話でも
    していてくれ。

    でも俺は、カッコつけてるだけで、
    誰にでもわかる言葉で話せない頭悪い人
    としか思わないけどね。

  • 文字が大きく振り仮名もふってあり、挿絵も半ページしっかりとある。
    典型的な児童書です。
    でもやっぱ面白い。師匠は多分他の作品にでてきたあの人だと思う。

  • 父親と父方の祖母と使用人の3人で暮らす直之。
    祖母には「駆け落ちした女の子ども」と嫌われ、父親は仕事が忙しくなかなか遊んでもらえない。
    直之は、幼い頃の病気が原因で体と頭の発達が遅れているが明るくて素直な子。
    複雑な家庭環境であったり、軽い発達障害であったり、いろんな要素が含まれていて読み応えがありました。
    最後母親については「むっ」と思うところもありますが、父親と祖母とは和解できるので心温まります。 (ai)

  • 子供向け、タフな日常をがんばって生き抜こうぜ本です。
    確かに、愛にあふれている逃げ場っていうのは、
    子供には必要ですよね。
    見守ってくれる、急かされない、そのままでいい場所。
    大人になると色々と知恵がついて
    素直になれないけれど、
    自分の中に、まだそんな場所を欲している
    幼い部分があるのを感じ取ることが、この本でできます。

  • 小学高学年向きと思われるが、大人も十分楽しめた。著者のメッセージが伝わってくる。

  • 元気いっぱいで明るい少年だが落ち着く居場所がない小6の直之。ある日、不思議な町で師匠と出会う。
    小学校高学年向け。辛い気持ちをさらっと洗い流してくれる感じのストーリー。師匠のセリフが結構いい。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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