火の鳥 (創作絵本37)

著者 :
  • 岩崎書店
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265909377

感想・レビュー・書評

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  • ケカチっていう 綺麗なやつがあってそれがあると火の鳥が飛んでくるっていう噂があってそれ本当に飛んでくるのがわかんないけど飛んできたら頼む 面白そうだと思った。


    2024/04/08 小1

  • 2023.8.3
    意外とエンタメな火の鳥と少女のバトルだった。

  • 鉱山の始まりのお話だったんですね

  • 秋田の尾去沢鉱山のはじまりの話。こういった言い伝わった昔話を残して行くのは大事なことのように思います。

  • 女の子は強い⁉️

  • 秋田、鹿角、尾去沢の里
    女の子あさ、妹そで
    火の鳥が3年連続来て、作物が育たない
    あさはお母さんの形見のかんざしを持って火の鳥を大事しに行く
    火の鳥の目にかんざしを刺して、崖から落ちる
    火の鳥の炎が飛び散って尾去沢鉱山に

  • 色鮮やかな切り絵の世界。感動。
    物語は、村に飢饉をもたらす巨大で恐ろしい火の鳥を、少女・あさが母の形見のかんざしを手に立ち向かうというもの。襲い来る災厄を諦めてしまう大人たちに対し、退治しにいこうとするのが12歳の少女というのが、なんとも健気で、なんとも勇ましい。
    でも、一番好きなのは、物語のはじまり。あさが妹のそでに夜中におしっこをさせるというエピソードから始まる。その日常、あさが母を知らない妹を、どれほど愛しているか、母のいない生活を支えているか(その大変さを知っているからこそ、火の鳥を倒さねば、と思うのだろう)。その真面目な性格が語られ、物語の始まりから、あさが好きになれて、あさが山に向かう時には、心配とともに、ドキドキする。
    これが秋田の尾去沢銀山の始まり(火の鳥の身体から宝石が出てきた)、というのが面白い。

  • 3年ごとに現れる火の鳥は、必ず村に飢饉をもたらす。
    それを知った娘の「あさ」は、母の形見の赤いサンゴ玉のついた玉櫛を持って、火の鳥討伐に向かう。

    なかなかのアクションで、面白かった。

  • 絵が素敵。
    あさのやさしさと強さ・賢さが村を救った。
    素朴で強くて優しい人物が多く描かれるので、斉藤隆介さんのお話は大好きだ。

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著者プロフィール

1917年、東京都に生まれる。明治大学文芸科卒業。1968年、短編童話集『ベロ出しチョンマ』で小学館文学賞、1971年『ちょうちん屋のままッ子』でサンケイ児童出版文化賞、1978年『天の赤馬』で日本児童文学者協会賞を受賞。ほかに『職人衆昔ばなし』『立ってみなさい』『ゆき』などの作品があり、滝平二郎氏と組んだ絵本、『八郎』『花さき山』『モチモチの木』などもよく知られている。1985年、没。

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