- Amazon.co.jp ・マンガ (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267015793
感想・レビュー・書評
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全12巻読了。
思ったより劉邦が良い人に描かれている。私の想像ではもっとクズ。 -
いつの世も利用する者とされる者で天下は成ってるのね…。項羽と劉邦の今後の活躍に期待です。漫画で読みやすかった!
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面白い。項羽と劉邦だけでなく、それまでの秦や楚あるいは、その後の漢や三国志の“流れ”で見るとまた興味深い。
秦では蒙恬や李斯、元凶の趙高が登場してる。もう末期だろうけど。
巻末の解説は楽しいのだけど目が疲れますね(笑)。 -
2018年年末の課題図書として読了。
これまで歴史漫画をしっかり読んでいなかった私にとって、衝撃だった。
歴史がこれほど人間ドラマに溢れ、また、人生の深みや人間形成に役に立つことがあるのかと感銘した。
キングダムでは春秋戦国時代を取り上げているが、キングダムからこの『項羽と劉邦』を読むと、秦の始皇帝の性格の違いに驚いたが、劉邦も項羽を破るまでは部下を信頼し、部下もみな同じ目標で中国統一の野望、項羽の暴政を平定するため、奔走していた。それが統一後は、劉邦自身が、反乱を起こすか部下を怪しむようになった。人間はだれしも何かを成し遂げた後も、傲慢にならず、いかに組織を継続して規律あるものにしていくかが課題なのだと改めて思う。
その点、孫正義氏のソフトバンクグループの300年構想に一層のこと、興味が沸く。 -
秦が恐怖政治だったということを、改めて知った。
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三国志のほうが面白いかな。
人望だけの劉邦、やり手の項羽、そして韓信
三国志の劉備、曹操、孔明と一緒ですね。
決してつまらなくはないので、教養としていいのではないでしょうか。 -
秦の衰退、項羽と劉邦立つ。予想以上に秦は酷い国だった。
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家人がまとめ買ひしたのを、自分も読ませてもらひました。
周知のやうに、横山光輝さんは5年前に自宅の火災により亡くなりました。
原因がタバコの不始末だといふのを聞いて、やりきれない思ひでしたね。あの超大物漫画家がかういふ最期をとげるとは、ファンは悔しかつたでせう。「項羽と劉邦」を全部一気に読んで、改めて残念に思ひました。
いはゆる楚漢戦争を中心に描かれてゐます。張良先生が秦の始皇帝暗殺に失敗する話から始まるのであります。ちなみに漫画家のつのだじろうさんは、自分は秦の始皇帝の子孫である、と述べてゐました。ふむう。
楚の懐王は、項羽と劉邦の2人に楚への進軍の際に、先に関中に入つた方に王を名乗らせると約束します。しかし項羽は劉邦に先んぜられたにも関らずこの約束を無視し、劉邦を攻めんとするのです。
劉邦は「鴻門の会」で、いやいや項羽さん、あなたに刃向うつもりはありませんよ、と弁明をして命拾ひする。張良先生の働きが特筆物であります。しかしその後軍事の天才・韓信を得た劉邦は勢力を増して行くのでした。
両者の戦ひは、司令塔-軍師-武将の関係の違ひが結果を左右したのでありませう。
劉邦は張良・韓信に信頼を寄せ、その実績に恩賞を出すが、項羽は亜父とまで呼んだ范増さへ信頼せず使ひこなせなかつた。もし項羽が范増の意見を入れて、鴻門の会で劉邦を亡き者にしてさへいたら、その後の展開はまるで違ふものになつただらうに。また、韓信を重用しなければ殺せといふ進言も無視するのでありました。これでは范増ならずとも、愛想を尽かしたくなるといふものです。
項羽の死までを描き、漫画は終つてゐます。一番美味しいところを抽出した感じですね。日本人が好む部分といふか。韓信の悲劇も、劉邦の粛清も見なくて済むのです。
自らの絶対的な力を信じ配下を軽んずる項羽と、自分の力量を知り有能な部下を使ひこなして結果を出した劉邦。日本でもさまざまな場所で教訓として語られますが、本国である中国では項羽の人気があるやうです。私の知り合ひの中国人数人に聞いたところ、全員が「劉邦は嫌ひ。あれは悪い奴だ」と吐き捨てるやうに語るではありませんか。項羽の方が好感が持てるのださうです。
もつとも、サンプル数が少なすぎ、さらにその全員が女性なので、はつきりは言へませんが...
http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-66.html -
漫画も面白かった。
文庫本がどうもね。。。とういう方はこれを読んでみて!
絶対に三国志より面白いよ(^^)/