シャルビューク夫人の肖像

  • ランダムハウス講談社
3.40
  • (13)
  • (18)
  • (40)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 172
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270001349

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本人の姿を見ずにそっくりの肖像画を描いて欲しい。そんなミステリアスな依頼から始まるこのお話。大変面白かったです。
    最後の最後まで、ドキドキしながら読みました。


  • 面白かった!
    この本読んで、だいぶ私の好きな本の傾向が分かったかも。
    中盤辺りは不思議な感じの煙に巻くような感じ(先が読めないというか何と言うか)ながらも、
    すっきりとラストへ導かれる感じ……って書いてて思うけどだいぶ意味不明だなぁ(汗)
    シャルビューク夫人がすごく魅力的。ジェフリー・フォードの他の作品も読みたいなぁ…

  • とても雰囲気のある小説。でもこのオチはどうなんだろう・・・

  • 新聞の書評欄に載っていて、面白そうだったのでつい買ってしまった。19世紀末NYという、好みの舞台で展開されるミステリアスな物語。ハラハラワクワクで頁をめくった。…しかしっ! このオチがなぁ〜。めっちゃ、ありがちというか、ありそうというか、どうしてこの展開に気付かなかったかなぁと歯がみしたくなるほど。も少し捻ってほしかった。でもこの作家の別の作品が読みたくなった。(2006-10-19)

  • 雰囲気が良い

  • 19世紀末のニューヨーク。肖像画家のピアンボに突然声をかけてきたのは、
    両目が白濁した盲目の男。シャルビューク夫人の使いと称し、法外な報酬を
    口にして、肖像画の製作を依頼してきた。ただし、屏風の向こうで夫人が語る
    過去の話とその声だけで、姿かたちを推測しなければならない、という奇妙な
    条件付きで。
    謎の霊薬、人糞占い師。血の涙を流しては死に至る奇病の流行夫人の荒唐
    無稽な語りを聞くようになってからというもの、ピアンボの周辺でも不可思議
    な事が次々と起こるようになり……。

  • ●朝日だか日経だかの書評で、たいへんよさげな小説でございと紹介されていたのでレンタルしてみたの巻。
    確かにあらすじを見ると、面白そうだと思ったわけだ。こんなの。⇒

    ●19世紀のNY。
    それなりに人気はあるが、金のために絵を描くことに行きづまりを感じていた肖像画家は、とある晩、不意に盲いた老人に呼び止められ、ある女性の肖像画を依頼される。
    大金を詰まれる代わりに、その肖像画には、条件がひとつあった。
    「描かれる女性本人の姿を見ることなく、彼女の語る話だけを聞いて描くこと。」
    主人公は、とまどいを感じながらも、今の状況に突破口を開くことになるかもしれないと言う希望を抱いて、その依頼を引き受ける。
    しかし、それと同時に、彼の周辺に不可解な事件が起こり始める。

    ●・・・・・・・・・・・・・私、あらすじを要約するセンスが心底ございませんね。
    ともかく、面白そうだと思ったのは事実。
    肖像画がテーマなだけあって、視覚に訴えかける要素も、みっちり描きこまれてるし、“何が真で何が虚なのか”、始終疑いながら読むと言う遊びも出来るし、まあ、よいんではないかと思ったんだけど、ちょっとオチが。
    え、そっちかあ・・・・・・ちょっとがくう。
    なんて言うか、プリーストの『奇術師』とかサラ・ウォーターズの作品を連想しました。
    や、あのあたりほど(精神的に)ヒドくはないけど、雰囲気が。
    もっと、冷静かつロジカルに解いてもらってもよかったんですが、そこは好き好きでしょうな。←それを言ったらおしまいや。

    ・・・・・・・・・・それにしても訳者さん。自分が訳した作家に対して、「失笑、苦笑を禁じえない滑稽味を帯びたその独特の文体」って。そんなに訳しててつまらんかったのか・・・・がくう・・・・・。追記:先日、『美の巨人たち』でこの小説の表紙に使われている画(※サージェントの『マダムX』)にまつわるお話をやっておりました。たいへん面白かったです。そっちには★四つ。

  • 北村ハニーがBOOKS A to Zで紹介していた本。<BR>
    長編なので飛ばし飛ばし読んでしまいましたが、読み応えがあっておもしろかったです。<BR>
    展開が気になってしょうがない。<BR>
    最後に明かされる真実が恐ろしいです。

  • 短い章の連続で、舞台なら場面展開がすべて暗転のような感じ。読み始めは集中力が切れてしまって嫌だったけれど、後半は関係なく物語が進んでいく。
    幻想小説なのかミステリーなのか。カテゴリーに分けること自体、無意味だけれど、どちらにしても読み足りない。
    シャルビューク婦人が子供のころの突拍子もない話は、もっと聞きたい。

  • 3月あたりにFM YOKOHAMAで紹介されててすんごーく気になってしまって地元の図書館になかったから逗子市からとりよせてもらったの☆
    不思議な世界にどんどん虜にされちゃってよめちゃう作品だったよ:)だけど期日に間に合いそうになくてさらっとしか読めなくて理解できんかった部分も多々・・・シャルビューク夫人はいったい何者なのでしょう??だけど双子の結晶とか素敵なものがいっぱいでてきてわくわくした−−−☆

全25件中 11 - 20件を表示

ジェフリー・フォードの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
万城目 学
ジェフリー フォ...
森見 登美彦
ジェフリー・フォ...
岸本 佐知子
伊坂 幸太郎
恒川 光太郎
森見 登美彦
万城目 学
桜庭 一樹
アリス・マンロー
森見 登美彦
カズオ イシグロ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×