BSCによるシナジー戦略 組織のアラインメントに向けて (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)
- 武田ランダムハウスジャパン (2007年10月12日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270002605
感想・レビュー・書評
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・優れた企業戦略では、個々の要素(資源、事業、組織)は、
互いに整合性を有している。
・1970年代にD.マクレランドが、卓越した外交官には学力とは関係の
ない共通した行動パターンがあることを発見した。この行動パターン
がコンピテンシーである。
・J.ブロンソンは、社内に多くある職務群のうち、企業の戦略
パフォーマンスの80%を決定づけているのは、5つだけと予想。
・ラインマネジャーにとって学習は「人的資源(HR)の問題」であった。
学習とビジネスを統合するための戦略計画のプロセスが存在していな
かった。
失われた環は、戦略マップである。
・人事部における紺屋の白袴問題を解決するのが、人事部における
戦略マップの学習と成長の視点である。
・本社側にBSC活用の熱意がない。現場のビジネスユニット側のほうが、
BSCの考え方に対する思い入れが強い。
・BSCは、戦略実行を管理するシステムとして進化してきた。
このアプローチによる効果は2つのケイパビリティーから生じる
1)戦略を明確に記述する能力(戦略マップ)
2)戦略をマネジメントシステムに結合させる能力
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BSCの本社部門における活用方法がテーマ。BSCは事業構造が安定的な企業においては有効なフレームだと思いますが、事業構造の抜本的な転換を図る必要があるようなタイミングには馴染まないような気がします。
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