海賊の秘宝と波に消えた恋人 朝食のおいしいB&B 4 (RHブックス・プラス)

著者 : カレン・マキナニー 上條ひろみ

制作 : 上條 ひろみ 

• 武田ランダムハウスジャパン (2012年3月10日発売)

作品紹介・あらすじ

居心地のよさと、朝食のみならずディナーもおいしいと最近評判のナタリーの宿。だけど部屋はがらがら、近づく島の料理コンテストも憂鬱なナタリーの元に、沈没船発見!の知らせが。財宝と恋人を載せ海にのまれた伝説の海賊船では?とすぐに大学の調査員と、財宝ハンターの2チームがやってきた。だが、そのうちのひとりが殺され、島民のエレイザーが犯人として拘束されてしまった。彼の容疑を晴らそうと必死になるナタリーだけど…。シリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

[sanaさんの感想 · 2014年6月9日]

「朝食の美味しいB&B」シリーズも４作目。
島の歴史が絡むのも魅力です。

風光明媚なクランベリー島で、憧れのインをやっているナタリー。
料理コンテストの審査員をうっかり引き受け、つぎつぎに試食品を持ってくる人々の相手に困ったりするのが、楽しい。

インの離れに下宿している感じのいい保安官補のジョンとは、ようやく安定した仲に。
ジョンの料理を夕食に出し、３食作る体制に入っています。
忙しさは増したけど、何とか経営を軌道に乗せようとする二人。

海底に沈んでいた船が発見され、あっという間に捜査隊が集結、インに滞在することに。
ところが、大学の調査員チームと、財宝ハンターのチームは犬猿の仲らしい。
発見したのは島民だが、せめぎ合う専門家チームにそっちのけにされる。
先に重要な遺物を見つけるほうが有利らしいが‥
緊張をはらんだ日々の中で、事件が！

島民の気のいい男エレイザーが逮捕されてしまい、島民は動揺。
またしても、しろうと捜査に乗り出すナタリーですが‥？！

昔は海賊の根城だったという伝説のある島。
恋人と財宝を乗せて旅立った船が沈んだという伝承もあり、そのあたりを船が通ると幽霊の声がするという噂も。
自然と歴史の雰囲気をいかした展開で、にぎやかに読ませます。
朝食だけじゃなくなった料理も美味しそう♪

[kumanecoさんの感想 · 2012年4月17日]

朝食のおいしいB&Bシリーズ4作目。
少々パワーダウンしたように感じた。
人間関係が入り乱れすぎたせい？
一人一人を描ききれていないような。
なので謎解きもあっさり。
出てくる料理やお菓子は相変わらずおいしそうだし、ナタリーが楽しんで料理を作っているのはいいんだけどなあ。

[beni-pugさんの感想 · 2012年3月20日]

朝食のおいしいＢ＆Ｂ４作目。
島の近所の海域で沈没船が発見された。元々海賊の根城だったという伝説も残っており、大学のチームとトレージャーハンターが調査に訪れた。両者は過去にも因縁があるらしく、インで一触即発状態となる。また、ナタリーの友人でもあるエレイザーは沈船は自分たちの島のもであるとトレージャーハンターを敵視する。そんな中トレージャーハンター代表のジェラルドが刺殺され、その近くでエレイザーのナイフが発見されエレイザーが逮捕されてしまう。ナタリーは友人の窮地を救うべく再び（違法）捜査に乗り出す。

前作は黒人解放の拠点、今回は海賊の根城と島の歴史を掘り下げる内容になっている。観光スポットが増えればインの経営に役立つのな間違いないがちょっと安直。
謎解きとしては薄味だが、サイドメニューが豊富というイメージ

[askachiさんの感想 · 2012年11月8日]

20121103
インのメニューが増えて美味しそうで楽しそうだった。
沈没船は題材としては面白かったけど、消化不良？もったいないかなーと思った。

[ミィさんの感想 · 2012年4月2日]

2012年4月2日読了。