子ども・大人 (考える絵本 6)

  • 大月書店
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感想 : 12
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  • / ISBN・EAN: 9784272406661

感想・レビュー・書評

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  • 4-3 2023/12/14

  • ヨシタケシンスケさんが描いた絵だったから
    読みたくなって借りてみた!

    分かりやすく大人と子どものことが書いて
    あるから、すごく読みやすい♡

    これみんなに読んでみたいなって思う。
    本当に素敵な絵本♡

  • ◆“大人”も昔は“子ども”だった◆
    年齢を重ね、気付けば”大人“として扱われるようになり、自分の思い描いていた”大人“の姿とのギャップに、不安や焦りを感じたことはありませんか。 本書では、子どもと大人それぞれの立場から、“大人って何か?”や“どうやって大人になるのか?”を考えます。 「大丈夫、あの時大きく見えた大人たちも、昔は子どもだったんだよ」と優しく励ましてくれる1冊です。

  • 2022年12月7日(水)朝学
    6年A組
    この内容は、6年生にも読みたい!ということで、前回の5年生に続き、再登場の本です。
    小さな頃は大人(親)の言うことを素直に受け入れていた子どもたちも、段々と反発したり不信に思ったりする年頃になってきましたね。
    お話を聞いていた子どもたちも、その内容にブンブンと音がしそうなくらい頷いたり(笑)、「え~?」と首をかしげたり。
    自分のこととして、しっかり聞いてくれていました。
    親子やクラスのみんなで、いろいろ話し合ってみてほしい本だなと思います。
    「考える」って大事!
    (読み手:C)


    2022年11月16日(水)朝学
    5年A組
    図書館で見つけて、高学年にぴったりだと思って選びました。
    「子どもって、なんだ?」「大人って、なんだ?」とたくさん考える本です。
    長くて、少し難しい内容だけれど、子どもたちは真剣に聞いていました。
    時々、笑ったり、呟いたり。
    お母さんが「早く寝なさい!」と言い、子どもが「え~、もっと勉強した~い!」という絵のところでは、みんな「そんなわけないよ~」と笑っていました。
    うん、まあね(笑)。
    「ゆっくり大きくなればいい」「逃げてもいいんだよ」という本文の言葉には、「あぁ、そうなんだ」とホッとするような空気が流れました。
    上手く伝わっていたと思います。
    ふだん、いい意味でわいわいと意見をすぐ言うクラスですが、しっかり静かに聞いていて、みんなの違う一面が見られたような気がしました。
    (読み手:C)

  • 大人目線子供目線の視点で
    考えることができる。

  • 大人になるって、どういうこと?

    ヨシタケシンスケさんの絵がかわいい。
    (今とちょっとタッチが違うけど)

  • とても素晴らしい絵本でした。子どもとは?大人になるとは?言葉も絵もとても素敵。

    どうしようもない気持ちになったら、
    そんな自分から逃げてもいいんだよ。
    きみがこれから出あう、悩みや怒りや痛みは、
    それをぜんぶ解決しなければ次へ進めないわけじゃない
    きみがだめだと感じたら、考えこまずに、ひとまず逃げてしまえばいい。
    そう決めるのも、「考える」なんだ。
    山登りは、休み休みいろんなことしながら登った方が楽しい。

    という言葉が私をほっとさせてくれた。
    15/05/20

  • なにかで知って、図書館で借りてきてみた本。もう1冊、同じ考える絵本シリーズの『ことばメガネ』も借りてみたけど、私にはこっちの『子ども・大人』のほうがおもしろかった。

    野上暁、ひこ・田中が書いた文に、ヨシタケシンスケが絵を描いている。ひこ・田中とヨシタケシンスケの組み合わせは、『レッツとねこさん』や、『レッツのふみだい』を読んだことがある。

    ヨシタケシンスケのへんな絵がオモロイのである。野上暁とひこ・田中の書いた文を、さらにふくらませるというか、ツッコミ入れてるというか。

    巻末に、「絵本をつくりながら考えたこと」という野上暁とひこ・田中の短い対談のようなものが収録されている。

    たとえば野上が「何度もひこさんとやり取りして、大体の骨格ができたところで、ヨシタケさんに加わってもらった。すると、一挙に方向性が見えてきた。ヨシタケさんの描く、子どもや大人の仕草と表情に刺激され、文章もかなり変わった。文と絵を読む楽しさ、文章と絵の微妙なズレから、考えるきっかけも生まれてくる。」と言い、それに応じてひこが「…ヨシタケさんの描く子どもが、大人である野上さんや私の発想を、からかったり皮肉ったりして動きが出てきた」と語る。

    とくに、ひこ田中の語る、ここのところがオモロイなーと思った。
    ▼相手の考えを受け止めるところから、自分の中に新しい想像が生まれていくのが実感できた。「考える」って、一人ですることみたいだけど、他の人と意見を交換しあいながら深めていくものなんだよね。読書は普通一人でするけど、この絵本に関してはぜひ、友だち、親子、先生と生徒で、読後に意見交換してほしい。(巻末、「絵本をつくりながら考えたこと」)

    子どもは、大人になれる!
    大人は、子どもにもどれない。

    ずっと、子どものままではいられないけど、
    子どもをやめて、大人になるわけじゃないんだよ。

    …本文にあった、こんなところが印象に残る。そして、やたらおかしい。にやにや笑いながら読んだ。

    (10/25了)

  • 読み終わってから 思い出した。娘から 「おかあさん、大きくなったら何になりたいの?」って質問された。返答に 困った…私は まだ 成長途中!?

  • 絵に惹かれて手に取ってみたけれど。
    ビミョ~。

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著者プロフィール

1943 年長野県飯山市生まれ。子ども文化評論家。日本ペンクラブ常務理事、JBBY 副会長、東京純心大学客員教授。編集者として小学館勤務時に手塚治虫番となる。著書に『おもちゃと遊び』(現代書館)、『日本児童文学の現代へ』(パロル舎)、『子ども学その源流へ』『子ども文化の現代史』(大月書店)、『小学館の学年誌と児童書』(論創社)、編著に『わたしが子どものころ戦争があった』(理論社)など。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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