演奏家のための「こころのレッスン」―あなたの音楽力を100%引き出す方法
- 音楽之友社 (2005年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784276214163
作品紹介・あらすじ
心を解放し,豊かに音楽を演奏するレッスン法
感想・レビュー・書評
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請求番号: M1.89/G82
https://opac.tokyo-ondai-lib.jp/detail?bbid=NP00530949詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
演奏本番の時、どんなに練習していてもアガッてしまったり、本番中に集中力が欠如してしまったりします。
わたしの場合、そうなる時とならない時があるので、いつも安定して演奏できるようになれば良いなと、本書を手に取りました。
心の中には、セルフ1とセルフ2というものがあるそうです。そして、集中して演奏するためには、いかにセルフ1を黙らせるか、ということが重要になってくる。
(セルフ1が何か、というのは、本書を読んでくださいね^_^)
とまあ、この辺までは分かるのですが。
とにかく長くてダラダラしていて読みにくい。私はそれぞれの章を頭の中で要約する習慣があるのですが、この本は書き出して整理しないと無理でした。
章と章の間のつながりも分かりにくく、ただ思いついたことを列挙しているだけの印象を受けます。
このあたりは、翻訳の日本語の問題や編集の関係が大きいのでしょう。
読むのが苦痛で、読了までに1週間もかかってしまいました…。
「おっ」と思ってアンダーラインを引いた箇所も幾つかありましたし、理論自体は画期的な気がするだけに、非常に残念です。
いかにその辺で売っているビジネス書が、読みやすくなっているかが分かります。
各章毎に要約してあったり、重要とされるところは太字になっていたりして、言い方は悪いけれどサルでも読めそうです。
それはそれでどうかと思いますが(ーー;)
私自身も、もっと読解力をつけたいものです。もう少ししたら、また読み直してみようかなとは思う本でした。 -
パフォーマンス時の心の持ちようが変わります。この本読んで自分には良い結果しかなかったです。
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子供の自分を解放する、引っ張り出す
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器楽演奏家のためのイメージトレーニング技術本。
スポーツで一時頻用された「インナー」イメ・トレを演奏家向けにリアレンジ。
インストラクションが丁寧な上、ソロ演奏のみならず、アンサンブルやハーモニーのイメ・トレまで言及します。
情緒表現のコーチングはコツが要り、ともすれば徒弟制「見て盗め」式の秘儀相伝に陥りがちですが、汎用的な指導技法までよく還元しています。
たとえばピアノ教室の先生や歌唱指導など演奏修学者指導が対象読者の本書、演奏家のみならずクリエイティブ系に携わる人へ、得る処はとても多いです。 -
読みたい本 欲しい本 手配済み
内容(「BOOK」データベースより)
長時間のつらい練習はもういらない!リラックスした集中で緊張からも解放される。頑張らなくていい、自分を信じる心のゲームの克ちかた。演奏技術の質を高める手引き書。 -
僕はヴォーカル&ギター担当なのですが、ライブ直前に内容を思い出すようにしています。
今まで無意識にセルフ2の存在を感じてはいても論理的に意識することなど思いもつかなかったので、目から鱗が落ちました。
トライ&エラーで試行錯誤しながらよりよいLIVEに出来るように本書で書かれていたことを一つ一つ実践しています。いや、しようとしています(笑)
今の世の中、音楽以外のことで、演奏に支障をきたすことがどれほど多いことか。
悩みながら、その上で音楽を楽しんで高めていきたい方は何を差し置いても必読。
元々はスポーツで構築された理論というのも頷けます。スポーツも音楽もともに「Play」するものだということ(序分より)。
また音楽のみならず、どのような分野にも応用できる考え方と思います。 -
著者の方はコンバス弾きさんです。
アンサンブルにまで言及しているので広い層におすすめ。
読んだからってすぐできるわけじゃないのでみっつで。