「事業を創る人」の大研究

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295401568

感想・レビュー・書評

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  • 読書会課題図書。
    自分自身が経験した事が言語化されていると感じた。

  • うちみたいな50人規模の会社でも、新規vs既存の問題はあるわけで、それはもはや当然なんだよと、ある種勇気付けられた笑

    これまで新規事業に失敗すると、事業内に閉じた振り返りしかしてこなかったけど、会社として、組織として、新規事業が成功するような土壌はつくれていたか、という振り返りはしてこなかったな。肝に銘じよう。

    サイバーのジギョつくとあした会議は有名だけど、ジギョつくで年間1000件もの応募がくるまで10年かかって、そこから成功した事業は1つも無かったのは知らなかった。

    新規事業という呼び方ではなく、重点育成事業とか、戦略的拡大事業と呼ぶのは意外と効果的かもしれない。
    既存事業も、基幹事業って呼ぶ方が絶対いい。

    東レの組織風土はもっと詳しく聞きたいところ。

    あんまり深い示唆や事例はなかったので流し読み。

  • 新規事業担当者を取り巻く環境をインタビューをベースにデータとして把握する上では有益な書籍。

  • まさに研究の成果といった一冊です。さまざまな調査結果から新規事業成功における”よいおこない”について相関の強い要素を引き出し経営者にとっては一つの指針になるでしょう。新規事業がうまくいくかどうかは人や組織の構造によるところが多分にあるのだとするとで事業そのものの良し悪し以外にも取り組みの過程多少なりとも成功に導くための対処の仕方があるということかと思います。

  • 新規事業をやったことも既存事業の何かをやったこともありませんが、新規事業の渦中にいる人の視点、状況に加え、その周囲の動きも俯瞰して見えるような本。

    新規事業でなくとも、こんな場面はあるなあとか、思うことは多々。

    最近は、事業をやりたい人と、財務視点だけで事業をみる人とのコミュニケーションや両者の乖離が、どんな経営に落ち着くのか、そこが関心事。

    BSCって、そういう視点に経営が陥らないように、財務視点以外が置かれてるのかなあとも。事業をやりたい人がうまく行くようにするには、財務視点だけでは足らないわけで。

  • 新事業あるある。
    身につまされる。

  • 新規事業に対してのなんとなくネガティブなイメージを整理・分析し、取り組み方について提示されており、大変興味深い。

  • 新規事業の創り方を、人や組織の観点から研究し明らかにしていく本。
    普段、仕事でやっている、インターンを活用して企業が成長していくプロセスにとても似ているなと思った。新規事業の創出に白羽の矢を立てられた人が、既存事業部門から「何でそんな結果出ないことやってんだ」的なこと言われて会社での居場所がなくなっていくのとか、ただ「頑張れ!」と言われるだけで、何をどうしていいのか分からない「超無茶ぶり」とか…インターンの現場でも、似たようなことが起こっていたりする。

    未曽有の人材不足といわれる中で、もはや出来る人を採ることなんて普通の企業には恐らく不可能で、そもそも新卒であればそんなに能力も大して変わらないし、入社後にいかにチャレンジできる(&失敗できる)環境をつくり、人を育てていけるかどうか、に企業の生き残りがかかっている、のではないだろうか。

  • 外から見るとかっこいいが、当事者は悲哀に満ちた新規事業。これまでナラティブに語られていたこの特殊部隊を、組織論人事論の面から分析した学術的な書(底本となる学術論文は別にある)。この本を読んだからといって組織が変わるわけではないが少なくとも個人としての腹落ちはする。その腹落ちが持続的なモチベーションになる。イントレプレナーになる方の必読書となってほしい。

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著者プロフィール

立命館大学教授

「2024年 『〈学知史〉から近現代を問い直す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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