EBPM エビデンスに基づく政策形成の導入と実践

制作 : 大竹文雄  内山融  小林庸平 
  • 日経BP 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 96
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296115266

作品紹介・あらすじ

EBPMの基本的な概念や手法について解説したうえで、米国・英国といった海外の事例や国内における実践例について具体的に解説する。そもそもエビデンスとは何か、EBPMはどのような手順で進めればよいのか、モデルとなるような事例にはどのようなものがあるのか、有益でわかりやすい手がかりを提供する。

感想・レビュー・書評

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  • EBPMの基礎と実例を学ぶことができる。
    基礎部分については丁寧に記載されておりよく理解できた。一方でデータ分析手法については概要レベルで書いてあるため、しっかり学びたい場合は別の本を参照した方が良いと思った。
    事例の方も国内外様々な事例があり勉強になったが、文章のクオリティがイマイチで結構読みづらいため、なんとなくどんなことをやっているのかサラッと読むくらいにとどめた方が良いと思った。オムニバス本なので、しっかりとした日本語を書いてある章と、そうではない章のムラが激しい印象だった。
    いずれにしても、EBPMを最初に学びたい方向けな本だと思った。

  • EBPMの基本的な考え方や手法を、分かりやすく解説してくれます。
    その上で、米国・英国などの海外事例や、国内での実践例を具体的に解説します。
    エビデンスとは何か、EBPMはどのような手順で進めるのかなどを、事例に基づき記載されています。

  • 実践経験に基づいた豊富な事例が記載されていて、社会実装における具体的な課題を認識する上で非常に有益な書籍である。

  • EBPM(エビデンスに基づく政策形成)とそれと親和性のあるナッジについて、国内外の実践事例も含めて、総合的に解説。
    EBPMやナッジについて理解する上で非常に有益な内容。海外や国、地方自治体での実践事例(特に、広島県のEBPM推進の取組や横浜市のナッジ・ユニットの取組)もとても参考になる。
    ただ、成田悠輔氏の「EBPMに死を!」は、それこそエビデンスに乏しい思いつき的なEBPM批判だと感じ、玉に瑕だと思った。EBPMへの批判的な観点も必要だが、別の論者に執筆してもらうべきだったのではないかと思う。

  • 東2法経図・6F開架:301A/O82e//K

  • 成田悠輔が書いた第4章「EBPMに死を!」のみ読了。タイトルが過激で中身を煽り調なところがあるが、立派なEBPMのメタ分析となっている。EBPM推進の前にデジタル化が先であるとか、エビデンスに基づく政策目的の設定が重要であるとか指摘している。
    それ以外の章は斜め読みしかしてないが、計量分析の手法を使ったケースが紹介されており、経済学徒には参考になるものが多いのではないかと思った。

  • エビデンスに基づいた政策の設計の必要性が叫ばれているが、エビデンスに基づいた政策がそうでない政策より効果があるというエビデンスが存在しないというのは何とも皮肉なことだ。また、研究ではべき論は扱わないけれども、市民の生活に関わってくる以上、実務においてはべき論も大事になってくる。我々がEBPMについて考えないといけないことはたくさんありそうだ。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/560728

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著者プロフィール

大阪大学感染症総合教育研究拠点特任教授。

「2023年 『検証・コロナ期日本の働き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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