- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799312698
感想・レビュー・書評
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<感想>
経済的な意思決定をする際の脳活動について分析する「神経経済学」についての書籍。並行して読んでいた心理学の本で「感情はコントロールできない」ことを学んだばかりだったので、「本人の意思でコントロールできない脳の反応」の実験結果は腹落ちした。
自分のモヤモヤが科学的に実証されているという事実はとても救われた気持ちになる。
<アンダーライン>
・双曲割引による先延ばし(将来の報酬を現在の報酬より低く見積もる)
・指数割引の人は先延ばししない
・セロトニンのレベルが低いと目先の小さい報酬を選ぶ
・(ドーパミンの実験で)コメディーを見て笑って幸せになった人は、将来のことが考えられるようになった
・男性は嫌いな相手の痛みに鈍感
・女性は悪役が痛めつけられた場合でも、かわいそうと思う
・男性の方が復讐したいと思うということ
・(妬みで脳の報酬系が働いているということは)自分がお金をもらったのと同じような感情を、人の失敗から受け取っているということ(ある意味で不平等回避)
・不平等回避というこ、平等主義で良さそうな感じはするんですが、それは非常に恵まれた人たちが転けることがうれしいとい、そんな悲しい側面を人間は持っていて、脳を見るとそれがはっきりとわかってしまう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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・「行動経済学」
・「神経経済学」
・「アレのパラドクス」
・「線条体」
・「双曲割引」
・「セロトニン(トリプトファン)」
・「ドーパミン」
・「互恵性(reciprocity)」「不公平回避(inequity aversion)」「利他性(altruism)」「公平性(fairness)」
◎「オキシトシン」
◎「共感」と「妬み」 -
第2部の田中先生の神経経済学の話がrock’n rollです。第1部の行動経済学がどうも騙されているようで納得できませんでした。認知が歪んでるのかなあ。
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薄っぺらい。基本は行動経済学の本でいつも語られる信頼ゲームや最後通牒ゲームみたいなものを取り上げて、「この時は脳の線条体が活性化しているようです」「オキトキシンが関連しているようです」「セロトニンが影響しているようです」で、はい終了。これからの分野で、しかも新書であるとはいえ、先の展望も語られずにこれでは何も得られるものはない。よって本書について語ることも、特になし。
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ヒトの経済的な行動は、脳科学の進歩により裏づけられている。
なぜヒトは不合理な行動をとるのかは、脳内のセロトニンやドーパミンが関与している。
経済学者と脳科学者の対談本。 -
後半、ちょっと難しいかな。
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リスク選好と双曲割引が、脳神経科学で結びつく。経済活動を脳科学で説明しようという意欲的な試み。ひいては、妬みとかのいわゆる「人の不幸は蜜の味」は、脳の帯状回が強く関与しているなど、面白い内容。
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セロトニンを増やすには、バナナや牛乳を摂取すると良いらしい
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Altruism利他性を脳科学的得る。
オキシトキシンスプレーいいな〜