ハードウェアハッカー ~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

  • 技術評論社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784297101060

作品紹介・あらすじ

紹介
エドワード・スノーデン 伊藤穰一(MITメディアラボ所長) ほか
テクノロジー業界の著名人の推薦を数多く集めた話題書、つい邦訳刊行!

たった12ドルで携帯電話を作るには?
著作権に違反せずにプロテクトを外すには?
遺伝子をハックするには?

これまでの常識を破壊し、自らの手で新しいものを生み出していくための考え方や仕組みを、
世界的なハードウェアハッキングの第一人者が実体験とともに解説。
世界のイノベーションの中心地の1つである深圳におけるビジネスの仕組みや知財の考え方、ニセモノ製品の裏側、
子供でも作れるシール式電子回路Chibitronicsなど刺激的な話題を凝縮した驚異の書。

感想・レビュー・書評

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  • 最初の方は、家電メーカーのメカ屋だったこともあるのでまあそんなもんだろうというか、ヒケとかゲートとか別に本で読まなくてもいいかなーと思ってたんたけど、途中から、偽造のSDカードをどうやってみつけるのか?とか、中国のエコシステムは?とか、あげくの果てはDNAをCRISPRでやるのってまあハックだよね。って言って、そこを類似で語り出すところはもう最高。比喩ってのはやっぱアイディアのベースなんだよね。

  • ページ数があるが写真もあるので尻込みせずに読める
    もしモノづくりをするならこの本を参考にしたい
    特許にはポイズンピル、著作権にはEFFのコード書きのための権利プロジェクトFAQが参考になりそう

  • 請求記号 519.09/H 98

  • ふむ

  • 著者の経験談。もう中国で製造する時代は終わったので、この話が既に古いことに驚きとともに、次はどうするか、よく考えた方が良い。

    もう中国の都市部はめちゃくちゃ人件費が上がっていて、今や日本で製造する方が良いまである。

  • 中国深センに造詣の深いアメリカ人ハードウェアエンジニアによる「オープンなハードウェア」の設計・製造指南書。ハードをハック(解体・再構築)する話だけかと思いきや、最後に「コンピューターと生命科学の共通性」の話が唐突に出てきて、これが抜群に面白かったです。
    続きはこちら↓
    https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2020/07/blog-post.html
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  • 興味のない内容だったので、良い本なのかもしれないけど読めなかった。ざざっと数十分で中身見ただけ。大量生産する何かを依頼する先として、すでに深センではなくなってるだろう…


    山寨
    ただのパクリ師ではない。
    知的財産の公開・共有でリーンエンジニアリング。
    フェラーリおもちゃを携帯電話にしたりできる技術力。

    MIT 伊藤穰一
    「Demo or Die」→「Deploy or Die」
    実装しないなら死ね。

    作った人のきもちをかんがえろ、とかいうバカな遠慮に凝り固まった人からすると行儀の悪い行為(分解、想定されている使い方とは違う使い方)を行うことが革新の糸口になる。

    「イノベーション」と雑誌で言われているのは、ほかのところで確立された技術や技法を早めに導入する程度の意味。

    「オープンイノベーション」とかいうお題目は、しばしば企業が外部の連中を無料でこき使えるような勘違いで、狭苦しいお砂場で塗り絵をさせる程度のことしか容認しない代物だったりする。

    欧米の知的財産権死ね。

    人は何かと易きに流れ、「あれができない」「もうこの分野は煮詰まった」「手の出しやすいネタは尽きてしまった」なんてこと言って、自分の知っている範囲に安住したがる。
    そんなものは甘えだ。

  • この本はスタートアップや雑誌Makeで活躍するエンジニアが書いた本です。
    著者は、中国での量産の経験を持ち、デジタル製品に関する中国のエコシステムに造形が深い方です。
    中国での量産に関心のある人が読めば、たくさんの知見が得られるでしょう。また、彼は、ICやSDカードのみならず、ウイルスの遺伝子まで「ハック」する世界屈指の「ハードウェアハッカー」です。
    私は、彼のようになりたいと思います。この本を読んで、自分で壁を作らないようにいろんなことに挑戦しようと思いました。

  • 気になって手に取ってみたものの、門外漢な気がしてしばらく積ん読になっていた。深く読み込むことはできなかったが、特にパート2の公开イノベーションの章に衝撃を受けた。様々な要望に合わせて携帯電話をカスタマイズして作っている会社があると詳細事細かに紹介されていたのだ。ここでは作れないものはないようだ。どんなニーズにも持てる技術を総動員して応える。今も昔も物づくりの根源的なところは変わらないのだと思う。深圳で何が起きているのか、全く知らない世界だったが、この本を読んで広い中国のある一端を垣間見ることができた。

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