- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299032546
感想・レビュー・書評
-
YouTubeでの教養講座の本版。
YouTubeでは時代もバラバラで前後の繋がりはなかったのだけど、本では時代順に書かれていて、且つざっくりではあるけれど人間関係の相関図も載っていてわかりやすい。
美術の教科書に載っているような絵がどういう経緯で描かれたのかとか、画家の人となり、宗教画に描かれている人物小物の意味とか、解説してくれている。QRコードがついていて、そこからYouTubeの動画を見られるようになっていて、動画のほうが詳しくそして面白い。
学校の授業は、何か制作するのもいいけれど、こういう授業も取り入れてほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
youtubeの方もいくつか見てます。
芸術家達の意外な繋がりが見えてびっくりしたり。
あ、あとドガへの印象が変わりました(笑。まぁなんかね…うん…。
美術鑑賞のとっかかりなんかに良いかなって思います。
ダリの回が好きなんだけど、今回は載ってなくて残念! -
やはり印象派
-
著者の筋の通った史実観点からの説明はわかりやすく繋がりが掴めると思えるが、さまざまな視点がうごめくアートでは多様性を見据えながら読むとよりダイナミックなことを感じれると思う。
-
[図書館]
読了:2023/3/16
トバしてるな〜
p. 98「キリスト教は禁欲主義。なのに西洋絵画が女性の裸だらけなのは、聖書や神話の登場人物、つまり架空の存在だからエロくないとする口実が許されたからにほかなりません。それをいいことに「女神だから裸」と何百年も言い訳し続けるうちに、いつの間にか「裸だから女神」へと因果関係が逆転してしまったというわけです。」 -
「山田五郎 オトナの教養講座」のyoutubeチャンネルを見ていたこともあり、復習として読むことに。五郎さん独自の視点での人物把握により、より記憶に残りやすく、佐藤優氏の言う「功利主義」的読書としてはかなり相性がいいように感じた。個人的にはセザンヌやアンリ・ルソーの、実は下手だけど、独自の絵画のスタイルにより歴史に残る存在感、五郎氏の「天才は天然には勝てない」という言葉通り、この2人の天然な人柄にも私はとても好感をもった。必ずしも才能だけが歴史を決定づけることはない、というところが私の背中をそっと押してくれるように思われた。
-
好き
-
背ラベル:723-ヤ
-
-
山田五郎さん最高。『ぶらぶら美術・博物館』も面白い。
2022.9.14発行 シリーズ、YouTube有り