1303号室

著者 :
  • 河出書房新社
2.80
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本棚登録 : 97
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309017259

感想・レビュー・書評

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  • 海の見えるマンションの最上階、1303号室に転居した女性が次々と死んでいく話。
    映像化向けのホラーだなと思った。展開が本当に早くてさくっと読み終える事が出来た。ともかく容赦なく死んでいくんだが、最初はともかくさすがに五人も同じマンションの同じ部屋で、しかも全員ベランダから転落死ってなったらもの凄い地域で話題になるだろうし、警察ももう少し怪しまないだろうかとちょっと疑問。同時進行で原因となった最初の住人母娘の話も分かったんだけど、こっちはホラーと言うよりただのグロ系だった。あと幸世の怨念は男女関係なく全人類を対象にしていたのに、何故住人の女性側だけ死ぬのか、真梨子に至っては入っただけでターゲットにされてたのも謎。足を踏み入れた女、で対象になるなら不動産屋だって死ぬだろうに。
    あと序盤は気にならなかったが、表現が気になってしまう部分が数カ所あって話に集中できなくなる。二十代の女性が怯えた時の台詞が「あわわわわ」は無いだろう。もの凄い違和感。恐怖を感じた時何故か全員キュッてなるのは下腹部で、膀胱の話ばっか出るのもなんか白けた。
    隣の美少女が結局何者だったのかは最後まで謎のまま。何かこの子が一番怖い気がする。

  • なかなか怖い小説でしたが、読むにつれて怖さよりもなんとも悲しい気持ちになりました。
    この小説のもう一つのテーマである、母と娘の間の葛藤。なんとも怖くも悲しい小説でした。

  • うーん・・・。
    いつもの大石さんの作品の方が怖い。。
    母親と娘の関係が、物語の後ろにあるけど・・・
    正直、あんまりいらないかなあ、と思いました。。
    とにかく人が死にすぎて「ありえんだろ」と思ってしまうま。また謎の少女も謎すぎる・・・。
    消化不良。。

  • 分厚い本だったけど、すんなり読めたかな。
    表紙怖すぎーと中学生の頃周りの子にビビられたあの頃が懐かしい。
    なんとなく事の発端は子離れできない母親にありそう。

  • 数ヶ月前に読み終えました(『読了日』として表示されている日付はあくまで登録日です)。内容は表紙のホラーなイメージそのまんまという訳でもなく、なんだかとても切なく悲しい独りの女性の人生が描かれていたと思います。読み終えてから数ヶ月経ってこの本のことを思い出したんですが、個人的には、なぜかまたふと読みたくなる本だなと感じました。

  • イイイイイイイ
    これが、いい!
    やっぱ呪怨ぽいしね。

  • 表紙が怖すぎ。内容はまぁホラーです。作者若い割に、文章が古臭いかな…

  • 呪怨の作者と知らずにお風呂で読んで3日間近くうなされた。すごい引き込まれる書き方でさすが…でももう怖くて読めない(;_;)

  • ■ 1252.
    <読破期間>
    2012/5/1~2012/5/3

  • 怖かったけどいまいち。

    そこまではらはらしなかった。

    映画とか映像化したら面白そうだけど。

    これに出てくる死者の娘のほうと被害者?の姉の性格を足して2で割ったら自分みたいだなーと思った。

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著者プロフィール

1961年、東京都出身。法政大学文学部卒業。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文芸賞佳作を受賞し、デビュー。『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『絶望ブランコ』『愛されすぎた女』『裏アカ』など、著書多数。2019年には『殺人鬼を飼う女』『アンダー・ユア・ベッド』が立て続けに映画化され、話題に。

「2023年 『破滅へと続く道 右か、左か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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