友だちの作り方: 幸せな関係を築く大人のためのトレーニング

著者 : 中山千夏

• 河出書房新社 (2007年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[H.Satoさんの感想 · 2009年12月7日]

友達とは上下関係でなく、横並びの関係である。
なるべくたくさんの友達を作る。
なるべく自分とは違う友達を作る。持続する友達をつくる。
自分とは違う人を許容する。
しっかりと、いつも自分らしくしていること。自分らしく生きること。自分らしさを発揮すること。
万が一友達ができなくても、最低ひとり、自分という友達がいる。

[薔薇★魑魅魍魎さんの感想 · 2007年5月13日]

この7月13日でもう59歳の中山千夏さんですが、とてもそうは見えない、私の尊敬して憧れている女性の一人です。

いつもスッピンで普段着で、外見的にはほとんど着飾るということに無頓着ですが、その内面的な人間的な輝きで私はとてもすばらしく美しく感じます。私も彼女のようになりたいといつも思っていますが、現世の煩悩に惑わされてなかなかそうはいきません。

小説・エッセイ・国会報告・神話論・スキューバダイビング体験記など、今まで目に触れる度に集めた彼女の本もとっくに二十冊を越えました。

この本は、わざわざこのテーマで書かれた、というより、彼女の在り来たりの普通の暮らしぶりがまさにこのテーマにふさわしいという感じのものです。まったく羨ましい限りの自らの理想の日常生活・交友関係からほとばしる楽しく面白い愉快な生き方ガイドです。

今はあまり目立って表舞台に立たれる方ではありませんが、現代の女性の明確な規範としてもっと知られるべき人だと思います。

[あきーらさんの感想 · 2007年4月4日]

中山千夏さんの書いた本。この人のマスコミからの去り方は潔かった。おもしろい道を歩んでいる人としても注目している。

著者プロフィール

1948年熊本県生まれ。子役で舞台デビューし、その後俳優・司会者・歌手・声優として幅広く活躍。1980年「きれいな未来を子供たちに手わたしたいから」と訴えて参議院議員に当選し、一期務めた。現在も市民運動にかかわりながら文筆活動を続けている。絵本『どんなかんじかなあ』（自由国民社）で日本絵本賞受賞。

「2019年 『主人公はきみだ　ライツのランプをともそうよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」