蒼老たる浮雲

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 20
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309201290

作品紹介・あらすじ

あやしいまぼろしのような空間と時間-。遥かな風の夜の悪夢にも似た不思議な小説。衝撃の純文学。

感想・レビュー・書評

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  • よくわからないあせ

  • 中編と短編。タイトルの中編は感想を書くのがむつかしい。ドロドロの灰色の何かに沈んで行くような物語。悪意にまみれた2つの家族。時間の流れも場所もごっちゃごちゃ、待ち受けるのは救いのない暗闇。
    正直、わけわからない部分も多い。だけど、読むのをやめられない、不思議な作家です、残雪さん。

    短編も死の匂いの濃い、あの世とこの世が一緒になったような物語。
    物語というか、映像的な散文と言うか、やっぱり灰色の夢のような印象。
    もちろん悪夢。

    ああ、もっと読みたい。

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著者プロフィール

1953年中国生まれ。文革期を思わせる長編『黄泥街』でデビュー。邦訳作品集に『蒼老たる浮雲』『カッコウが鳴くあの一瞬』『廊下に植えた林檎の木』『かつて描かれたことのない境地』『最後の恋人』がある。

「2020年 『突囲表演』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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