帰ってきたヒトラー 上

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 1120
感想 : 110
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309206400

感想・レビュー・書評

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  • この手の話は漫画でも結構あるので既視感はあった。しかし、ヒトラー本人が実際に話しているという設定と話し方を完全に再現している文章、そして現代社会の意外なところに興味を示すところ、アンジャッシュのネタを彷彿とさせるすれ違いが非常に面白い。
    ナチスや現代ドイツ事情に精通していなくても面白く読めると思います。

  • 現代のベルリンに突如蘇ったアドルフ・ヒトラー。接する人たちは彼の振る舞いをブラックジョークだと勘違いして、コメディアンとしてデビューする……。

    「もし現代に○○が生きていたら」という“if”の物語は決して珍しくありません。むしろ、陳腐化しているきらいがあるぐらいかも。ただ、人間味溢れるヒトラーの描き方にドイツでは社会問題化したそうです。その上で、同国で130万部のベストセラーになり、38カ国で翻訳が出版。映画化まで決まっているのだとか。書評を見て社会風刺小説としても面白そうだと思い、手に取った次第です。

    今日読み終わったのは、上下巻のうちの上巻。ヒトラーと現代の人のやり取りの面白さに加え、今のドイツ社会の雰囲気も行間から伝わってきて、なかなか楽しくページが進みました。引き続き下巻も読んで、まとまった感想はその後に書こうと思います。

  • ティムール・ヴェルメシュ 『 #帰ってきたヒトラー 上巻』

    自殺した筈のヒトラーが現代にタイムスリップしてやって来た話。

    ヒトラーはまだ第二次世界大戦の記憶のまま、現代人は芸人かネオナチなのかとヒトラー本人とは思わずw

    初めはヒトラーと現代人との会話や思考が噛み合わず…。
    ⁡⁡
    ⁡しかし、TV等で取り上げられたヒトラーは人気者になって、世界征服するのか…。 ⁡
    ⁡⁡
    2014年読破

  • 生き生きとしたヒトラーが現代に蘇る

  • 結構おもしろくて読み進んでいましたが、忙しくなり、半分ぐらい読んだところで4週間の期限がきて、図書館へ返却しました。

  • ヒトラーの一人称で勧められていくので、「くどい!」と思う瞬間もあるけど、電車で読んだら笑いを堪えるのが困難な位面白いシーンが多かったです。非常にナイーブな話題も絡んでくるのに、ドイツで人気がでたということに今更ながら感慨深くなりました。いい意味で乗り越えて進んでるのかな。
    下巻も引き続き読みたいと思います。

  • ヒトラーがどういう人でどういう人生を送ってきたのかを詳しく知らないので、知りたくなった。

    ヒトラーの現代に慣れてないところでふふっと笑ってしまった。

    読み進めていくとヒトラーの社会に対する問題の気づきはするどいものばかりだった。なぜヒトラーを社会で受け入れてはいけないかって、問題の理由が間違っていて、問題解決の方法も間違った人だったのかなと思った。

    これからどうなるのか、下巻も楽しみ。

  • 読了前に緑内障手術となったので最後の数ページは片目で読んだ。
    下巻にとりかかるか映画を先に見るか、悩む。
    あのひどい奴がユーモラスで魅力的な男に感じられていいのだろうか?

  • そう、2017年はよみがえるに好い時機かもしれない。

  • ヒトラーが現代によみがえったら!?ちょっと現実離れしている話ですが、それはそれで面白い話になっています。

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著者プロフィール

1967年、ドイツのニュルンベルク生まれ。エルランゲン大学で歴史と政治を学ぶ。ジャーナリストとしてタブロイド紙や雑誌などで活躍。その後、『帰ってきたヒトラー』で一躍有名になり、映画でも大成功を収める。

「2020年 『空腹ねずみと満腹ねずみ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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