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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309244679
感想・レビュー・書評
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ボディショッピング。一見、人の身体の売買というグロテスクな好奇心を煽るようなタイトルだが、本書の趣旨はそもそも「人間の身体を市場に乗せること」の意味について読者に問うことにある。
本書は哲学者、法学者としての著者の立場と自分の倫理観から、ボディショッピングを正当化しようとする風潮に反論し、警鐘を鳴らすものだ。
ボディショッピングをめぐるバイオテクノロジーと人間の尊厳にかかる問題は、大きく深淵だ。
多面的に実情を把握する必要があるし、様々な国の過去と現在の事情と哲学、法律も広く議論されるべきだろう。
真面目で専門的でやや難しい本だと思う。
しかも学者の文章であるので、易しくはない。
私は法律や哲学は専門ではないので、読み返しが必要な箇所も多くあった。
しかし、読む価値はある。
我々もボディショッピングとは無関係ではいられないのだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
体のパーツはショッピングできるという恐ろしい現実
図書館で借りた本。
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