- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309245331
感想・レビュー・書評
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門林岳史さんが解説を書いている。面白い。
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メディア論を語る時に避けて通れないというマクルーハンの
本書。面白くなくはないのだが、活字文化の否定という側面
を持った内容を本というメディアで発表することの違和感と
コメントが場当たり的な印象を拭えないことで、今一つ感心
できなかったな。もちろんこの一冊だけでマクルーハンを
語るなんてことはできないのだが。 -
『メディア論』のダブver.みたいなものなんですね。いま読んで著しい驚きがあるわけではないけれど、抜き出したくなる言葉は多い。
「あまりに多くの人が、互いについて、あまりに多くを知っている。われわれの新しい環境は、かかわり合いと参加を強制する(p.24)」
「メディアは、環境を変えることにより、われわれの中に特有の感覚比率を作り出す(p.41)」
「電気回路は、“原始人”の多元的な空間認識を、ふたたびわれわれの世界にもたらしつつある(p.56)」
「 “エキスパート” とは、現状に甘んじている人のことである(p.93)」
「水爆は歴史の感嘆符である(p.138)」 -
奇抜な表紙に惹かれ読んでみる。噂によるとメディア論の入門書だとか。メディアはもちろん耳→目→全身という私たち受け手の変化にまで言及がされてい(た筈であっ)て、新しい視点をゲットした感じ。以下グッと来た一文を引用。
200インチの望遠鏡をのぞいていたある天文学者が、雨が降ってくるぞと叫んだ。彼の助手が”どうしてわかるのですか”と尋ねた。”ウオノメが痛むからさ” -
本の装丁や作りが素敵!書籍というメディアを存分に楽しませてくれる。
メディアはメッセージではないのね、マッサージなのね。