新装版 メディアはマッサージである

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 109
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309245331

感想・レビュー・書評

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  • メディア論を語る時に避けて通れないというマクルーハンの
    本書。面白くなくはないのだが、活字文化の否定という側面
    を持った内容を本というメディアで発表することの違和感と
    コメントが場当たり的な印象を拭えないことで、今一つ感心
    できなかったな。もちろんこの一冊だけでマクルーハンを
    語るなんてことはできないのだが。

  • 門林岳史さんが解説を書いている。面白い。

  • 『メディア論』のダブver.みたいなものなんですね。いま読んで著しい驚きがあるわけではないけれど、抜き出したくなる言葉は多い。

    「あまりに多くの人が、互いについて、あまりに多くを知っている。われわれの新しい環境は、かかわり合いと参加を強制する(p.24)」
    「メディアは、環境を変えることにより、われわれの中に特有の感覚比率を作り出す(p.41)」
    「電気回路は、“原始人”の多元的な空間認識を、ふたたびわれわれの世界にもたらしつつある(p.56)」
    「 “エキスパート” とは、現状に甘んじている人のことである(p.93)」
    「水爆は歴史の感嘆符である(p.138)」

  • 奇抜な表紙に惹かれ読んでみる。噂によるとメディア論の入門書だとか。メディアはもちろん耳→目→全身という私たち受け手の変化にまで言及がされてい(た筈であっ)て、新しい視点をゲットした感じ。以下グッと来た一文を引用。

    200インチの望遠鏡をのぞいていたある天文学者が、雨が降ってくるぞと叫んだ。彼の助手が”どうしてわかるのですか”と尋ねた。”ウオノメが痛むからさ”

  • 本の装丁や作りが素敵!書籍というメディアを存分に楽しませてくれる。
    メディアはメッセージではないのね、マッサージなのね。

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著者プロフィール

1911年、カナダのアルバータ州生まれ。英文学者、文明批評家。カナダのマニトバ大学で機械工学と文学を学んだのち、ケンブリッジ大学トリニティー・カレッジに留学。1946年、トロント大学の教授となる。1951年に広告文化を論じた『機械の花嫁』を刊行。62年には、『グーテンベルクの銀河系』を発表、次いで64年に刊行した『メディア論』は世界的なベストセラーとなり、すでにメディア論の古典となっている。ほかにも、『文学の声』(1964-65年)、『消失点をつきぬけて』(1968年)、『クリシェからアーキタイプへ』(1970年)などの優れた文芸批評、さらには現代の情報化の波のなかにあるビジネスの状況を論じた『今をつかめ』(1972年、B・ネヴィットとの共著)など、多彩な作品で知られる。1980年、トロントの自宅で死去。

「2003年 『グローバル・ヴィレッジ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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