民主主義ってなんだ?

制作 : 高橋 源一郎  SEALDs 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 376
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309247328

感想・レビュー・書評

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  • 民主主義を理解すべく読み始めたが、高橋氏の話が長く、退屈であった。

  • これは、読みやすく、且つ大切な話。
    子供たちにも、お勧めしました。
    SEALDsメンバーの個人的背景から話してもらう源一郎さんの手法はとってもいい!話がすんなり入ってくるようになる。

  • 国会前デモで話題の学生団体SEALDsに関する書籍。
    風通しのよい社会になれば、民主主義だから声を上げたい、という活動の趣旨は理解できた。また、民主主義の定義について、SEALDsのメンバーが色々と考えていることも分かった。

    この本では触れられていないが、具体的に安保法案のどこに問題があると考え、反対しているのか。民主主義に基づく手順なのか、それならどうしたいのか、若者たち、有権者たちの責任をどう考えるのか。法案の内容に問題があるのなら、対案はどのようなものか。別の機会に知りたいと感じた。

  • SEALDsを学生パーティの延長だと揶揄する人もいるけれど、良くも悪くもその通りだと思う。

    最初は小箱から始まったパーティが集客を増やし、箱を大きくして、屋外に出て、レーベルを作って…という90年代から脈々と続くインディペンデントの流れが、ヒップホップやテクノではなく政治というタームでも動き始めた。端的にいうとそういうことなんではないだろうかと。

    良くも悪くも(2回目)SEALDsは特別な人たちではない。
    彼ら、彼女らも過ごした時代が違ったのなら民主主義を守ろうというような動きはしなかったのではないか。

    喩えて言うならば「マス対コア」だとか「アンダーグラウンド Vs. アマチュア」といった命がけの"ハーコな態度"をサブ・カルチャーではなく、メイン・ストリームの国政に対してとらなくてはならないような時代になった(しまった)訳で。

  • SEALDsの主張にあまり共感はしないし、デモに参加しようともまったく思わないが、同世代の子たちがやっているSEALDsのような活動に敬意は表したいし、その意気は買いたいと思う。第一部のSEALDsメンバーの生い立ちやSEALDsの来歴について語られている部分はなかなか興味深かった。第二部の民主主義論については、民主主義という概念が多義的だということはわかったが、全体的にふわふわした議論がされている気がして、あまりピンとこなかった。あと、議論のまとめ役(?)の高橋源一郎氏は、たまに若者言葉を使うなど、変にSEALDsの若者たちに阿っているような雰囲気を感じ、ちょっとうさんくささを感じた。

  • 多分誤解を受けるし、何だよおっさんって言われるだろうけど、強烈に青春を感じて、純粋に羨ましい。思想がどうとか以前に、こういうことがあったってことを読めるようにしてくれたことに感謝したい。

  • 話題にはなっていたけど、どういう活動をしてるのかよく分からなかった
    読んでみて共感する部分や、そうで無い部分、理解すら出来ない部分と、様々だった。
    学生運動と言っても、現代の感覚で動いているのが新鮮。そして私にとってはそこが相容れない部分。
    今どきの子達だなぁとしか思えない。

  • SEALDsうさんくさい。けれど彼らのことを何も知らないな、と思って手に取ったはずなのに、そのまま積んであった一冊をようやく読了。
    感想は…何かものすごい敗北感を覚えた。考え方は違うけれど、かなわない、と思ってしまう程に圧倒的なパワーを放っていた。
    対談が行われたのは2015年8月13日、14日。ちょうど一年前。というかもう一年たったのか…そんなSEALDsも8月15日に解散する。今の日本で若い世代が、彼らの言葉で、やり方で、政治的な運動を起こした、ということは民主主義の確かな軌跡でもある。

  • 話題のSEALDsと高橋源一郎の対談。
    ちょっと前過ぎて内容忘れた…。
    いいこと言ってた気はする。読み直そう。

  • お金を出して買うのはもったいなかった。この座談会の内容は、書籍として出版するより、ネットで無料で配信した方が、より多くの人に届くだろうと思った。

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著者プロフィール

作家・元明治学院大学教授

「2020年 『弱さの研究ー弱さで読み解くコロナの時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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