- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309252292
作品紹介・あらすじ
シマウマの縞、砂丘や波の形、貝殻の模様、惑星の軌道…自然界のさまざまな形を追い求めて、その背後に隠された対称性やフラクタル、カオスなどの秘密を解き明かす!図版多数。
感想・レビュー・書評
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出逢えて嬉しい
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お気に入りの著者であるイアン・スチュアートの著作だがこの本はイマイチ。
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図書館で借りた本。雪の結晶を60度回転させても形が変わらない、オウムガイの殻の対数螺旋、量子のらせん運動、さざ波の円対称、自然界の縦縞模様、アメーバのスクロール波、気象パターンのカオスモデルの図解。天気予報にカオスを利用している現状。蜂の巣の均等な六角形の部屋など様々な自然界のパターンを解説してる内容で数学用語はあまり出てこない。雑学的にも面白い。
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【物理学の観点から自然界のデザインを読み解く】
数学者兼セルフ物理学者のイアン・スチュアートの著書である。自然界に隠されたデザインの謎を解いていく。
自然界のデザインがどれだけ合理的に創りだされているのか理解できる。また、数学的に表せるものであっても、信じられないほど複雑な振る舞いをする『カオス』についても言及している。
この本を読めば読むほど、自然界のものが緻密に設計されたものが多いことに気づくと同時に、なぜそうなったのか?、そうさせているのはなぜなのか?については非常に解答するのは難しいことがわかる。そして今でも解明されていないことが多い。
天候は予想が、ある小さな何かが原因で、ガラッと変わってしまうことが起こりうる。数学的にある程度は示せているのにである。
人間が気持ち良いデザインは何か?それはきっと自然界に眠っているはずだと思って手にとった一冊。だが、読み終わってみると、なんとも謎めいた世界に住んでいるのだなとしみじみ感じる。
「神が創造した世界を読み解く」のは、まだまだ先になりそうだ。 -
ハチの巣の模様、カタツムリの殻の渦巻き、花びらの数など、自然界には、芸術作品ともいえるデザインがあふれています。「雪の結晶はなぜ六角形なのか?」という日常の小さな疑問をきっかけにして、宇宙の不思議への探求にまで発展していきます。
数学や物理が苦手な方でも、思わず引き込まれてしまう一冊です。 -
2014以降
雪の結晶には一つとして同じモノがないとよく言われる
ハチの巣構造にすれば 円に近い形を隙間なく効率よく並べることができる -
イアン・スチュアート好きなら楽しめる。解説レベルは、彼の著作の中では一般人向け。小学校高学年レベル。数学的記述は少ないが自然科学についての記述が多い。
扱われている話題は、こういうことに興味を持っている人なら知っていることが多いが分かりやすくていねいな解説には書物として価値がある。 -
130817 中央図書館
雪の結晶から始まり、オーム貝の対数螺旋、砂漠、シマウマ、ジャガーの縞模様、斑点、生物の左右対称、結晶型、ペンローズの五角形による準結晶、四足動物、昆虫、ムカデの足はこび、土星の環とカオス・・などさまざまな「モノ、イキモノ」が表現するカタチのパターンについて、その物理学的基本構造、数学的表現のかかわりについて紹介していく。