悪いことをして罰があたった子どもたちの話

  • 河出書房新社
3.56
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309272245

作品紹介・あらすじ

あなたもわたしもだれだってなにかしてます悪いこと-悪いことをした子どもには残酷な運命が待つという訓話をゴーリー風味で味つけした素晴らしくも哀しいものがたり。

感想・レビュー・書評

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  • 大人がまじに子供を叱らなければいけない時、と言うのは

    そんな事をしたら、命を落とすかも知れない!と、判断した時だ。

    後先考えず、

    とにかく目先にある楽しい事だけを追いかけて、
    全く足元を見ない子供達の為(?)に掘った、でかい落とし穴の様な物語。

    就寝前の子供達に読み聞かせをしたら、
    確実に悪夢になって蘇ってきそうだな~^^;

    (絵の恐ろしさも半端ないです。)

  • 情け容赦なく子どもたちが最悪の事態に陥っていく。子どもたちはその瞬間、感情を取り乱すこともなくコトンと絶命している。きっと英語で読むと韻やリズムが楽しいことになるんだろうな。内容を楽しむことはできなかった。ひどく悪いことをしてるように思えない子どももいたよ。

  • 図書館にて出逢う。
    悪い事をした子供たちがどうなるかという絵本。
    教訓やいましめの様なものをゴーリーの独特な感性で描いている。何故か子供の頃、落し物を拾おうとして、駐車場で轢かれそうになった出来事を思い出した。あの時母が助けてくれなければ危なかったかもしれない…。
    特に、マチルダの話は狼少年を彷彿させられた。

  • 読了

  • S図書館
    文章は別の人
    悪いことをすると残酷な運命が待つ
    残酷だけど内容は理解できる

    あとがきを読むと、子供の教育ツールとして教訓話が用いられたそうだ

  • エドワード・ゴーリー挿絵。
    文章は別の人。

    教訓とか、もうよいのです。
    子供は悪いことをするもの、痛い目をみて、反省し、繰り返さなければよろし。
    ライオンに食べられたり、火災で焼け死んだりしたら、反省すらできないけど…
    12篇中7篇しか挿絵がないとのこと、確かに全部見てみたかった。

    とはいえ、言っちゃうんだよな。

    ドアをバタンと閉めるのも、ヨクナイネ

  • 1907年刊行のヒレア・ベロック原作、12編のうち7編にゴーリーが挿絵を描いた似非教訓物語。ゴーリーの死後に出版されたということは残り5編も挿絵を描くつもりだったんだろうな。ゴーリー原作といあれたら信じちゃうほどゴーリーらしい物語(笑

  • よくわからん

  • こういう絵本、大人にも必要。

  • 悪いことをして、ばつがあたってしんだり、いやなことになることを学んで、これから悪いことをしないようにできるところがおすすめ。

  • 7-9月

    請求記号:376.159/Be 
    所蔵館 10号館図書館

  • ❖教訓詩のその裏返しや過激(過剰)が愉しいパロディ詩・・詩の持つ明快さがゴーリーの毒(ブラックな味わい)を薄めている?・・それでも罰せられる子どもの顛末は酷いものではあるけれど・・もっともゴーリー作品に描かれる子どもたちは、悪いことするしないにかかわらず(罰をくらい)散々な酷い目に遭遇する。絵はよく計算された構図(コントラスト)のものばかりであった。

  • 2015 11/7

  • 一冊の中に数話納められています。

  • 2012年読了

  • ここから教訓を引き出すのは簡単だけど、そういう話にしてしまうにはちょっともったいなくなるような、そんなそんな話

  • 文章はゴーリー自身の文でないものの、ブラックテイストはなかなかの物。『泥遊びをして伯父さんに~』は、文章だけでは何が教訓なのか掴み難いけれど、オチ部分の挿絵がとーっても不穏!砂の山から“足”だけが出てる!さすがゴーリーだわ。そして自分的には、「悪い事をしたらゴーリーの絵をみぬまま終わってた」という“はじめに”の文が怖い(笑)

  • やっぱり悪いことは……っていうか、大人の言うことは聞かなきゃだめよ!子どもたち!


    それにしてもゴーリー挿し絵の子どもたちの表情がほんとじわじわくる

  • 強烈な子供への教訓にゴーリーの独特の絵が印象的。
    (動物園で)乳母の手を放すと、ライオンに食べられて死んじゃうとか。

  • ちょっとグロイけど…クセになること間違いなし!!
    絵も文もひねりが効いてる!
    (R.Y)

  • 悪いことをした子供が最終的には死ぬ話が多い。

    一番最初の話は、いたずらっ子が動物園に行ったら乳母の手を離れてライオンの前に。
    ライオンに足からバリバリ食べられてしまって警察が到着したときには頭だけになっていたというもの。
    恐ろしいけれど、絵のせいかどこかシュール。

    いつもうそつきの女の子が火事だと嘘をついたら、本当に家事になったときにはだれも信じなかった話も。

    教育的な話を風刺しているとか…。

    大人向け。

  • 2013 03 24

  • 大人の為の童話。

  • ヒレア・ベロックの文章に、ゴーリーの画。
    先に文章が刊行されていて、後年画をつけて新たに刊行ってあまりないかたちかと。
    しかもゴーリーが亡くなったため、全編に画をつけられなかった、という。

    嘘つきや、高慢な子供や。様々な子供たちの〃罪〃に対して等しく〃死〃が訪れる。

    ゴーリーより、優しい文章だと思います。いろんな意味で。

  • イラストすてき。

  • 新書購入

     題名まんま。
     お子様方がライオンに食べられちゃったりいろいろ。

     それにしても、「銃で妹を撃って当たらなかったけれど、父親に怒られた話」・・・ってわりと薄ら寒くないか? 怒られるだけなところとかが。

     

  • やっぱり教訓系みたい

  • 大人向けの絵本。

    ざわざわします。
    人があっさり死にます。

    大好きな作家さんの一人。もっと評価されてほしい。

    大人の方はどうぞ。

  • 罪と刑を両天秤にかけ、一目瞭然 均衡を保っていないことはわかっているのに、
    なぜかその刑がこの子供には「しかたないもの」に感じられる瞬間がある。
    怖くてチープな刑。

    ゴーリーの絵と柴田さんの訳で深みまで感じとれそうです。

  • しゃむしゃむ。

    食べられる方も無表情て。
    しかしなんだかちょっと別なことがわかった気がした。

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著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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