エリック

  • 河出書房新社
4.25
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感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309273587

作品紹介・あらすじ

何年か前、わが家に交換留学生がホームステイにやってきた。でも、勉強するのも眠るのももっぱら台所の戸棚の中。「きっとお国柄ね」と母さんは言った-。

感想・レビュー・書評

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  • 小さな黒い葉っぱのような交換留学生のエリック。いろんな質問をし、いろんな所へ連れて行ってもらう。でも、下に落ちている小さなものばかり拾う。エリックが去っていったアあと、戸棚に残されたものたち。小さくて美しいすばらしいものたち。ここだけカラーだ。エリックはいったい何者?

    • かなさん
      goya626さん、おはようございます!
      エリック、大好きなんです。
      最後、カラーのページが最高ですよね(^^)
      愛おしい作品です。
      goya626さん、おはようございます!
      エリック、大好きなんです。
      最後、カラーのページが最高ですよね(^^)
      愛おしい作品です。
      2023/09/15
    • goya626さん
      Manideさん
      エリック、なんかいい奴っぽいです。
      Manideさん
      エリック、なんかいい奴っぽいです。
      2023/09/15
    • goya626さん
      かなさん
      本当に最後のページは美しい。やられた、と思いました。
      かなさん
      本当に最後のページは美しい。やられた、と思いました。
      2023/09/15
  •  わが家にやってきた交換留学生…真っ黒ないでたちで、あたまはギザギザ、そしてとても小さい…名前は難しいので“エリック”でいいと…“エリック”は台所の食器棚で勉強したり寝るようになった。“エリック”はいろんな事に興味津々で、ぼくは“エリック”から質問されるが、ぼくにはどうしてわからないことばかり…。“エリック”を喜ばせようと出かけた先では、道に落ちている小さな王冠やキャンディの包みばかりに興味を持ち…“エリック”が、ぼくのこと、この家での生活のことをどう思っているのかわからないまま、“エリック”は出て行った…。きっと、「お国柄ね…」とお母さんは言ったが…“エリック”の本心は??

     可愛い絵本っ(*´▽`*)♡もう、可愛すぎるぅ…!!!ずっとモノクロだったのに、“エリック”の思いがいっぱい詰まったラストの2ページはカラフルなんだもん!なんだか、ちゃんとぼくやおかあさんの思いは伝わっていたんだなぁ~っ感じて、あったかい気持ちになりました♪我が家にも“エリック”に来てほしいっ!!

     Manideさん、おかげさまで素敵な作品と出逢えました!ありがとうございます。

    • かなさん
      1Q84O1さん、こんにちは♪
      コメント、ありがとうございますっ(^^)
      1Q84O1さんのステキなレビューも読みましたが、
      もう、ラ...
      1Q84O1さん、こんにちは♪
      コメント、ありがとうございますっ(^^)
      1Q84O1さんのステキなレビューも読みましたが、
      もう、ラストの2ページは
      あったかい気持ちでいっぱいになりました!

      もう、このエリックのぬいぐるみとかないかなぁ…
      家に飾って、眺めて癒されたいくらいです(*´▽`*)
      2023/07/02
    • 1Q84O1さん
      かなさんがぬいぐるみなら、私は王冠飾ろうかなぁ〜(*´ω`*)
      素敵な絵本でしたね♪
      かなさんがぬいぐるみなら、私は王冠飾ろうかなぁ〜(*´ω`*)
      素敵な絵本でしたね♪
      2023/07/02
    • かなさん
      1Q84O1さん、こんばんは♪
      いいですねぇ~王冠なら、家でできるかもっ(*´▽`*)♡
      でもそれには、食器棚にスペース作らないとっ(汗...
      1Q84O1さん、こんばんは♪
      いいですねぇ~王冠なら、家でできるかもっ(*´▽`*)♡
      でもそれには、食器棚にスペース作らないとっ(汗)

      ホント、“宝物のような一冊”です(*^^)v
      2023/07/02
  • ショーン・タンの「エリック」
    優しい気持ちになれる作品だった

    この本、手のひらのサイズ位、小さくって
    かわいいサイズ感でそれもイイ!

    今まで読んできたショーン・タンの作品とはかなり違うテイストの作品だった

    よかったなぁ…、大好き!


    …何年か前、ぼくの家に交換留学生の
    エリックがホームステイにやってきたときのお話…

    ぼくはエリックのために精一杯、準備を整えたり、おもてなしを考えたり楽しませようとするのだが、喜んでくれてるのか、なんだかいまいち、よくわからないでいた…

    ずっと続く不安だらけな想いの中
    突然の別れ!

    ある朝早く手を振って、ごきげんようと
    たった一言、言い残して…帰ってしまったのだ!そんなエリックに正直、面食らうぼく

    ぜんぜん頭に、こなかったといえば嘘になるけれど、そんなときにはお母さんの言うように、
    ‘お国柄’なんだ…と思うようにした…

    …そしてラストには、ちょっと苦しい胸の内が、パアッっと、解き放たれる素敵な瞬間が待っていたのだった…というようなストーリー

    このラストのシーンが、印象深く素敵!!
    モノクロのページから明るいページに
    変わってて……素敵。よかったぁ〜


    それと同じように、お母さんの言葉も
    心にふわっと響いたところ

    「きっとお国柄ね」

    この一言で、まるっとおおらかに受け止めるお母さんがとっても素敵だ

    長年自分にある価値観を崩されることって
    なかなかに苦しいもの。
    育ってきた環境や地域性など
    人それぞれ違うし、好みや考え方感じ方常識だって人それぞれ…

    そして誰にでも自分の常識や正義などがあって、こうするのが普通よね…などと勝手に
    思ってしまうのは違うとそう、わかっていても感情的に難しかったりもしたりして…。

    私もこのお母さんのように、
    自分と異なる考え方、行動などに
    向き合った時に、おおらかに受け止められるような人になりたいな…


    …エリックもぼくも、かわいいし
    素敵な絵本でした〜

    • Manideさん
      エリックはいいですよね。
      英語版もあるんですよね。

      プレゼントで、今まで2回買ってます(^^)
      あのラストの輝きがいいですよね。
      エリックはいいですよね。
      英語版もあるんですよね。

      プレゼントで、今まで2回買ってます(^^)
      あのラストの輝きがいいですよね。
      2024/05/09
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      ひろさん、こんばんは〜♪

      そうなんです、大好き、このお話〜(*^^*)ᴠ

      「きっとお国柄ね」とお母さんは言ったー☆

      ひろさんにも読んで...
      ひろさん、こんばんは〜♪

      そうなんです、大好き、このお話〜(*^^*)ᴠ

      「きっとお国柄ね」とお母さんは言ったー☆

      ひろさんにも読んでもらえたら嬉しいです
      是非、是非〜♡
      2024/05/09
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      Manideさん

      ショーン・タンの優しいまなざしが注がれた
      素敵な贈りもの…

      ね、ラストのあの輝いてるページが雰囲気あって、いいんですよ...
      Manideさん

      ショーン・タンの優しいまなざしが注がれた
      素敵な贈りもの…

      ね、ラストのあの輝いてるページが雰囲気あって、いいんですよね〜

      この絵本、プレゼントされたりしてるんですね。いいですね、素敵です〜(*^^*)♪
      2024/05/09
  • こんなショーン・タンは見たことがない!
    この絵本はショーン・タンの優しさが注がれた素敵な贈り物♪


    何年か前、わが家に交換留学生がホームステイにやってきた

    彼の名前は"エリック"

    小さな不思議な生き物だ

    エリックは勉強するのも寝るのも台所の戸棚の中

    なぜか?理由は謎だ…
    (きっとお国柄ねと母は答えるが…)

    僕はいろいろおもてなしをするが、エリックが喜んでくれているかわからない…
    楽しんでくれているかわからない…
    エリックはとても控えめだから…

    そして、ある日突然エリックは帰って行った

    エリックは何か怒っていたのか?
    楽しかったのだろうか?
    そのうち手紙でもくれるのだろうか?
    わからない…
    エリックはとても控えめだったから…

    だが、台所でエリックが残していった"あれ"を見つけたときにすべてがわかった!

    控えめなエリックの言葉では表せない感謝の気持ち…
    素敵(*˘︶˘*).。.:*♡

    まるで宝物のような一冊♪

  • 「アライバル」からお薦めいただきこの本を知りました。
    手のひらに乗る小さな本
    でも無限の想像をかきたてられます
    エリック
    交換留学生
    黒く平面で描かれた彼

    ラストのページのなんて愛らしいこと!

    オーストラリア生まれの新進気鋭のイラストレーター
    とある

    次にどんな物語を届けてくれるのでしょう?!

    ≪ ひっそりと ちっちゃなものに 愛をこめ ≫

    • Manideさん
      はまだかよこさん、こんにちは〜。

      不思議な世界観ですよね。
      素敵な作品ですよね(ර⍵ර)✧
      はまだかよこさん、こんにちは〜。

      不思議な世界観ですよね。
      素敵な作品ですよね(ර⍵ර)✧
      2023/06/24
    • はまだかよこさん
      Manideさんへ
      全く知らなかった本を知り、それが自分の心にわわわーと沁み込んできたときの喜びは、かけがえなないものですね。
      ありがと...
      Manideさんへ
      全く知らなかった本を知り、それが自分の心にわわわーと沁み込んできたときの喜びは、かけがえなないものですね。
      ありがとうございました。
      それにしても「エリック」
      ずっと私の中に留まると思います。
      コメントありがとうございました。
      2023/06/25
  • わが家にやってきた交換留学生。
    エリックという彼は、台所の戸棚の中で勉強もするし、眠るのだ。
    彼を喜ばそうといろんなところへ出かけたが、興味をもつのは、地面に落ちている小さいもの。
    そして、彼が残していったものは、最高のものだった。
    不思議なんだが、目が離せない…そんな気にさせる。
    モノトーンの色からラストに色がつく。
    素晴らしい流れのラスト。

  • 我が家にホームステイしている不思議な交換留学生、仮名エリックのお話です。
    小さなエリックは台所の戸棚を気に入り、そこに住むことになります。
    “ぼく”はエリックにこの国の事を色々教えたいと考えているのですが、エリックは地面に落ちている物ばかりに注目していて…。
    お母さんはお国柄だからと言いますが、ぼくは気になって仕方がありません。
    さて、エリックは何に関心があり何をしたいと思っているのでしょうか…。
    心が温まる素敵な絵本です。

    • りまのさん
      探耽さん
      おはようございます!
      いいね ありがとうございます♪
      今日が、いい一日と なりますように!
      (*^_^*) 2月11日 金曜日
      探耽さん
      おはようございます!
      いいね ありがとうございます♪
      今日が、いい一日と なりますように!
      (*^_^*) 2月11日 金曜日
      2022/02/11
  • ◆『遠い町から来た話』の中でも最も好きだった「エリック」。小型絵本は収納に困らずうれしい。
    ◆読後の第一印象は、「あら、うちの妖精ちゃん(長男)がここに…」。感性が少し風変り。よかれと思ってすることも届いているのかいないのか。ちぐはぐでお互いがお互いに「役立たずになった気分」におそわれたり、「ぜんぜん頭にこなかったといえば嘘になる」。「小っちゃなもの」に執着するところも長男似。
    ◆母さんの「きっとお国柄ね」という言葉が、柔らかな魔法をかける。最後に残されたメッセージには……感動!【2013/07/27】

  • ある日、”わが家”に交換留学生がホームステイにやってくる。むずかしくて発音できない名前をもった、黒い炎のような姿の留学生。

    「ぼくのことなら、ただ”エリック”でけっこうです」

    とその留学生は「ぼく」に言う。
    エリックは控えめで勉強家。彼?は多くの時間を台所の戸棚の中で過ごす。

    「ぼく」はエリックが何を考えているのかわからない。
    「きっとお国柄ね」と「母」は言う。「いいじゃないの、本人がそれでいいんなら」

    けっきょくかれらは少しでも分かり合えたのか。
    エリックは戸棚の中にあるすてきな贈り物を残して、ある日突然立ち去る。

    いや、正確にはそれが、”すてきな”贈り物であったのかは書かれていない。少なくとも、エリックがたしかにそこにいたことの証ではある。「母」はまた、お国柄だと言いたがるが、「ぼく」はそれについてあれこれ言わない。安易に、「きれいでしょ?」だなんて。

    しかし「ぼくら」は新しいお客さんが来るたびに"それ"を見せる。「母」はまたお国柄だと繰り返すだろうが、「ぼく」は?

    ひょっとすると、質問好きなエリックが持ち込んだ、たくさんの"?"を、ただ受け渡すためだったのかもしれない。
    「なぜこの国に来たの?」だなんて無粋な質問には簡単に答えらえないし、答える必要もないのだ。「ぼく」はそのことに気が付いたのかもしれない。

  • ① この本を選んだ理由
    ショーン・タンの作品を先月見て、もっとこの人の作品を見てみたいと感じたため。


    ②あらすじ
    頭がチューリップのような、難しい名前の交換留学生がわが家にやってきたお話。


    ③感想
    深いなにかを感じとるというより、かわいいな…で、終わりました。シンプルにかわいいな、と思うぐらいでいいのかもしれないと思いました。文字は少ないので、洋書で見てみたいと感じました。


    ④心に残ったこと
    絵がかわいい。


    ⑤登場人物
    エリック
    ぼく
    お母さん

    • かなさん
      Manideさん、おはようございます♪
      この作品、すごくよかったです(*´▽`*)
      めっちゃ、かわいいですよねぇ…
      装丁も、内容も♪
      ...
      Manideさん、おはようございます♪
      この作品、すごくよかったです(*´▽`*)
      めっちゃ、かわいいですよねぇ…
      装丁も、内容も♪
      手元に置いておきたくなるくらいかわいいです!
      2023/07/02
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著者プロフィール

1974 年オーストラリア生まれ。幼いころから絵を描くことが得意で、学生時代にはSF 雑誌で活躍。西オーストラリア大学では美術と英文学を修める。オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。2006 年に刊行した『アライバル』は世界中で翻訳出版されている。イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプトアーティストとしての活躍の場を拡げている。9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2010 年に第83回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞。2011年にはアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。2019年には日本で初めての展覧会を開催。現在メルボルン在住。

「2020年 『ショーン・タン カレンダー 2021』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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