- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309274843
感想・レビュー・書評
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「去年の夏、ぼくが学んだこと。」
という一文で始まる。
何度も読み返したけど、これは自分には難解だった。
例えば、
「赤い靴下を片方だけ干しっぱなしにしないこと。」
というナレーションがあり、赤い巨大なうさぎが目を光らせる中、塀の片隅にうずくまる2人の少年が描かれている。
言ってみれば、一夏に起きた悪夢のような出来事から学んだ教訓、という体裁はとっているけど、その教訓にはまったく意味がないのだ。
たぶんこれも、ショーン・タン流のユーモアなんだと思う。でも、さも伝えたいことがあるように書かれ(描かれ)ているからちょっと当惑してしまう。
たぶん本作は何かのパロディのような気がする。
ノスタルジー×悪夢詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
兄弟にとっては
喧嘩をし 争い 助け合い
二人の特別なルールができる
そんな 今年の夏だけの一日
ゾクゾクする様な絵が
そんな夏を特別に彩っています
怖いけど 見たくなる
魔法のような絵本ですね -
兎に角絵が素敵。
いろんなルールがあるなかで、
『いつでもボルトカッターを用意しておくこと』
の頁で、男の子が汽車を自転車で追いかけ、それを閉じ込められた子が車輛の中から見つめる絵がいい。仲直り出来る能力って大事。
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① この本を選んだ理由
ショーン・タン作品がとても気になります、一機に図書館で予約しました。
②あらすじ
テーマのとおり、ある夏のルールのお話
③感想
やはり、変わった世界観です。
絵については全くの素人ですが、本を見ていて、自分の中にある感性というようなものが、変わっていく気がします。
この本を見た後に、空を見ていると、
違った見方があるのかな、、、と、
ふわっと、視野が変わった気になりました。
それから、毎回感じるのは、恐怖感。
普段、この何気なく見ている景色にも、そういった表情があるのかな?と、考えさせられました。
④心に残ったこと
絵、なんだろうな…きっと。
⑤登場人物
たぶん、兄弟 -
最初にページを開くと、おお、まさに夏の朝の風景。夏が始まる、というあのわくわく感がよみがえる。そしていきなり怖くなる。
「赤い靴下を片方だけ干しっぱなしにしないこと」「パーティで残った最後のオリーブに手を出さないこと」「カタツムリを踏んづけないこと」。意味がわからないルールは子どもたちの考え出した遊びなのか、それとも世界の秘密を秘めてるのか。
楽しさと不安と恐怖が見え隠れしながら手招きする。夏はもうすぐ。 -
この世界とは違う世界の少年二人の小さなルール。不思議な、それでいて心がほっとする作品。こうゆうの好きなんだよなあ。。。
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好きなルールが三つくらいあった。
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ショーン・タンの展覧会で、この原画を見て、本が読みたくなって読んでみました。
夏は気を付けないと! -
タイトルからたまらない…!
ルール一つずつに沿って、絵で語られる兄弟(多分)の一夏。
とても雄弁な絵で、どのページもしばらく眺めながら背後の物語を想像して楽しんだ。
現実と非現実の地続き加減が好き。