インストール (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.27
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本棚登録 : 7024
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309407586

感想・レビュー・書評

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  • 自分の人生に何をインストールする?

    自分は社会にインストールされる価値はある?
    そもそも、される必要がある?

    青春時代、
    いやいや、今でも葛藤する部分かなぁ

    稚拙さを残しつつも、主人公は変われたのか?
    変われなかったのか?

    そして私は、何をインストールしてきたかなぁ…

  • なんとなく引きこもり、部屋の家具もすべて捨てようとした女子高生と、捨てたパソコンを拾った小学生。
    二人はそのパソコンを使って風俗バイトで稼ごうとするが。

    毎日これでいいのかなと立ち止まりたくなるのは、高校生じゃなくても思い当たる節がなくもなく。
    大人の世界にふれることで、少し成長する不器用な二人。
    登場人物ほとんど変わった人ばかりで、なかなか入り込めず。

  • 誰しも自分が周りより特別であるような錯覚してしまうことってあるなぁと感じた。主人公のようにそれを実際に行動に移すことはないが、この子と自分は違うんだって思いたくなることはある。だけど、本当は全くそんなことなくて特別だと思えば思うほど辛くなる。この物語は特別であろうとした主人公が普通の生活ほどかけがえのないものだと気付く話だと思ってる。

  • 蹴りたい背中と比べると、文章が下手で読みにくかった。ストーリーも予定調和感が強くて入り込めなかった。ただ、若者2人の独特な関係性を描くのが得意なようだ。

  • 17歳で読んだらどう感じたかなあ、と思う一冊

  • 読みやすかったという点で星一つ。内容で星一つ。映画化されたみたいやけど…これの映画ってどうなるんやろう、というのが正直なところ。17歳でこの日本語はすごいなとは思う。

  • 作者がこれを書いた年齢とかを全く加味せず評価するのならば「普通」というところに落ち着く。あっさりしてて読みやすいが特別な感動や驚きがあるわけではないかな。
    高校生という多感な時期にも関わらず、その時期にしか味わえない青春を無駄に捨ててまでテレクラをするという設定は面白いのかなと思う。

  • 大きな山もなく、でも読みやすい

  • 文学系YouTuber梨ちゃんが文藝賞をとった小説として紹介していたので、読んでみた
    期待が大きかったのか、あまり心は動かなかった

    終盤の話の展開、どんでん返しが欲しかった自分にとって、作中では不登校気味だった主人公がずっと模索していたものの価値について無意味だと気づいたことで、真面目な学校生活を送るようになるという流れがしっくりこなかった気がする



    他にもさまざまな著者の小説にチャレンジしてみたい

  • 色々考えたりした時のあのもやもや感を思い出した。
    こんなこと自分ならしないけれど、
    もしも現実逃避してみたらって
    想像力を膨らませ、
    読んでみた。
    とても読みやすいので、暇つぶしにはなった。

著者プロフィール

小説家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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