カール五世: ハプスブルク栄光の日々 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309412566

感想・レビュー・書評

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  • いやー面白かった!
    ライバル、フランソワ1世とヘンリー8世との駆け引きが面白い。フランソワ1世は約束を守らず自分勝手。ヘンリー8世はその時々の損得感情で物事を決める。カールは誠実すぎる。
    しかし、20年にもわたって喧嘩を続けてきたフランソワ1世と、エグ・モルトである日突然「我が愛しの兄弟!」と言って抱擁し合うなんて笑える。

    当然といえば当然なんだけど、カール目線で描かれているのでカールを応援してしまう。フランソワ1世、ヘンリー8世目線のも読んでみたいな。

    第5部のミュールベルクの決戦は壮快だった。
    なぜ、表紙絵をティツィアーノの「ミュールベルクの戦いにおけるカール5世」にしなかったんだろう。


    ……長い間、本当にお疲れ様でした。

  • CSのチャンネル銀河で放送中の「カルロス」を観ていて
    予備知識が必要だと痛感し、読みました。

    故・江村先生の本は前にも読んだことがあり
    時々読み返しているものの
    カルロス一世(カール五世)に特化した本は今回が初めてで
    予備知識を得る本として実にありがたかったです。
    (ドラマは第二話から観たので
    誰だか分からない人物も多く
    セリフを元に、本とネット検索で調べて、この人だ! と分かったり。英語版のサイトも役に立ちました。)

    庶子と言われている(異説もある)ジェロニモ少年、
    後のドン・ファン・デ・アウストリアに関しても
    ちょこっとだけ触れられています。

  • この人、大変な人生だったね。英雄。

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著者プロフィール

1941ー2005年。元東洋大学教授。著書に『ハプスブルク家』『ハプスブルク家の女たち』『マリア・テレジア』『カール五世』『ハプスブルク夜話』などがある。

「2013年 『フランツ・ヨーゼフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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