- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309463568
作品紹介・あらすじ
アーサー、フォード、トリリアン、ランダムは、それぞれが長く幸せな生涯を送っていた…つもりだった。ある日、鳥の姿をした『銀河ヒッチハイク・ガイドその二』が、仮想現実の世界を解除してしまうまでは。現実に戻ってみれば、地球は破壊される五分前。今度こそ終わりと覚悟した四人の前に、あの男が現れる-。待望のシリーズ公式続編。
感想・レビュー・書評
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2001年に急逝したダグラス・アダムズが書いた「銀河ヒッチハイク・ガイド」
その世界観も登場人物もそのままに、アイルランド人の作家オーエン・コルファーが書いた続編、そして完結編。
名作の続編を別の作家に書かせるというのは賛否の別れるところ。まあ、うまくいったかな?
マーヴィン出して欲しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思ったよりずっと銀河ヒッチハイク・ガイドだった。
よくこんな無茶苦茶な話をちゃんと書けたんだなって驚いてる。
懐かしいキャラは懐かしいし、そういやあったなぁっておぼろげな記憶が出てくる。
注釈が多いのも好きだよ。
公式二次創作物としても超秀逸だと思う、作者は本当にこの作品が好きなんだなって思った。 -
訳:安原和見、原書名:AND ANOTHER THING…Douglas Adams's Hitchhiker’s Guide to the Galaxy:Part Six of Three(Colfer,Eoin)
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アダムスが書いた銀河より銀河らしく仕上がっている。所々に挿入される「ガイドによる注釈」は最初慣れず読むリズムを乱されると感じたが、それ以上に楽しめる作品だったため気にならなくなった。神が出てきてからのくだりはなかなか笑えるし、ワウバッガーも良い味を出している。
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ダグラス・アダムス死後に出されたあのシリーズの遺族公式続編です。
作者はシリーズを良く研究して書いているのが分かり、安心して読めてなかなか面白いです。 -
「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズの公式続編。本家の作者が5作目を書いて急死してしまったので、別の作者が続編として書いたもの。
このシリーズ好きの旦那が「映画に例えるなら、設定は同じだけど、演じる俳優が変わった感じ。でも相変わらず面白い。」と評していたので、いったいどんな感じかと楽しみ半分不安半分で読み始めた。
感想はといえば、やっぱり相変わらず面白い。ゼイフォード大活躍とか、本家で登場してた人の再登場とかでニマニマが止まらない。
本家のほうは、とにかく話が脱線しまくって奇想天外で面白かったんだけど、これは、いい感じに脱線が入りつつも、ストーリーがすうっと一本線のレールに乗って進んでる感じ。ちなみに翻訳者の方も「これは銀河ヒッチハイクガイドではないが、やっぱり銀河ヒッチハイクガイドだ」と言っていました。
作者が違うので話の進み方も違うんだけど、それでも本家ファンなら読んでみて絶対損はないな~と思った。ちなみに日本語版は翻訳者の方が本家に引き続き同じ方なので嬉しい。
とにかくこのシリーズは、続編の作者も翻訳者も、本家LOVEで、その愛をシリーズ全体を通して感じることができるので、そんな意味でも私の心をわしづかみにしているのでした。シリーズものを読む喜びがガッツリ味わえる。 -
どうでもいいような、悪ふざけとも思える描写に
時間と文字をかけて繰り広げられる、
ゴチャゴチャした世界。
オリジナルを上手いことなぞっていると思うが、
別人の公式続編であることは間違いない。
ガイドの注釈というボケの解説でも、
突っ込みでもない様式を挟むのが
オリジナルとは異なるが、たぶん下巻では
一つにまとまっていくのだろう。
すでに出来上がっているキャラクターの
再構築につきあいながら、
今は、ばらばらにまき散らされたパズルの
ピースを読むような、感覚。 -
ガイド本編のシニカル,ブラック,時に深淵なユーモアのセンスが皆無で
「銀河ヒッチハイクガイド」のタイトルを名乗って欲しくなかった.
別のタイトルとしてならともかく.
そして,著者のアイルランド押しがクドい. -
度々出る注釈ネタがちょっとうっとうしかったのが残念。
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作者が変って、「新」がついても変らないつまらなさ