- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309616643
作品紹介・あらすじ
それは「人間とは何か」を知る近道だ。宇宙探査、災害救助から介護の現場まで、人気SF作家が最先端のロボット研究を通して、未来への関わりかたを一緒に考えます。
感想・レビュー・書評
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あなたの隣に、ロボット。
人工知能が仕事を奪うとか、そんな悲観ばかりではなく、もっと前向きに「ロボット」をとらえる本。「ロボット」を考えるということは、「未来」を考えるだったり、「人間」を考えるだったり、そういうことが印象的だった。震災前に書かれた本なので、言及されていた救助のためのロボットが活躍できたのか気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010年11月19日(金)に阪大生協書籍部豊中店にて10%オフで購入し、2011年3月6日(日)に読み始め、3月8日(火)に読み終える。
「14歳の世渡り術」というシリーズだけあって、本を読むのが苦手なわたしでも3日ほどでさくっと読める本(たぶん普通の人なら数時間で読めるような分量だと思う)。ロボット学について興味をもっている人が最初に読む本としていいかもしれない。
同じ著者の『ロボット学論集』も2ヶ月前に読み始め、読書は最初の方で中断しているのだが、個人的には瀬名英明の文章は好みではない。
...と書きながら思い出したのは、「ロボットとの付き合い方、おしえます。」は瀬名が話した内容を書き起こしたものだった。『ロボット学論集』もそれまでの文章のかき集めなので、これと同じように書き起こしたものもあるだろう。だから瀬名の文章が好みではないというのは、やや語弊があるのかもしれない。でもたぶん好きな方ではないと思う。 -
瀬名秀明ってアレでしょ?「パラサイト・イブ」とか書いてたエログロナンセンスSF作家でしょ?
っていう人や、ロボットものの物語や情報に触れたことの無い人には、物凄く良い本なのでは・・・ないでしょうか。
瀬名さんの他の本を読み込んでる人にとっては、重複する内容だらけで、あまり新鮮味は無いでしょう。
ただ、瀬名さんは、少年少女に語りかけるように書く文章が一番素敵だと思います。大胆かつ謙虚な感じ。夢や未来を語るときには一番のフォームだと思います。 -
体調悪い時になんかむずかしめな本読みたいなーと積読棚からあさりました。やっぱり瀬名さんのこの難しいことを分かりやすく書く筆力はすごいね!
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中学生向けに書かれており、ロボットを研究することが社会的に人間的にどのような意味があるのかを考えることができる本。
進学やつきたい職業を考えるうえで参考になるのではないかと。
働いている人向けの文章構成にはなっていない。 -
ロボットという存在に人が不穏さを感じるのは、非生物でありながら関係性を求めるところにあるのだろうか。自分が子供のころに読んでいた「ドラえもん」の中の未来はまだ完全には実現していない。あんなこといいな、できたらいいなと思いながらも「アトム」のロボットの反乱を思い出してしまった。
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著者である瀬名秀明氏は、1968年生まれの作家。
ほぼ同年齢。
したがって、経てきた環境が違ったものであっても、それらは「なんとなくわかる」。
これは、「ロボットとは何か」ということを、14歳の子どもたちに向けて書いているわけだが、わかりやすくて良かった。
共感できる部分、そして、目から鱗な部分もあり、私も自分でロボットを製作してみようか、などと一瞬であろうと本気で考えたのだから、すごいと思う。(^^) -
ロボットってなにか、ロボットに出会ってみる、などいろんな切り口でロボットについて教えてくれる本。ロボットの未来を考えることは、実は人類そのものの未来を考えるってこと。理系じゃなくても楽しめるロボット入門の好著です。
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子どもの為に買った本なのに、自分がのめり込んでしまった。ロボットとの付き合い方、ロボット学というとは何なのかを分かりやすく教えてくれます。ロボットと人間がこれからどんな関係になって行くのか、楽しみになりました。
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ロボットとの付き合い方を考える意味と、このジャンルの可能性がすごくわかりやすく書いてあった。
ロボットに1からコミュニケーションの仕組みを教えようとするとき「コミュニケーションとはなにか?」→「人間とは何か?」ということを考えることになる。これは、ロボットを通して「人間とはなにか」「コミュニケーションとはなにか」を突き詰めることにつながるということ。これからの勉強がすごく楽しみになった!!
個人的にすごーーーーくピンときた!
早く、コミュニケーションの数量化が実現してほしいと思う。