さよなら、そして永遠に

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制作 : Rosamund Lupton  笹山 裕子 
  • エンジンルーム (2014年5月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (581ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309920214

さよなら、そして永遠にの感想・レビュー・書評

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  • 火事で幽体離脱した母娘。運び込まれた病院内を行き来しながら、色々な人の証言や会話から徐々に事件の真相に近づく、というサスペンスタッチのストーリー。
    とはいえ、精神だけの存在と言うだけで万能ではなく、人の心が読めるわけでも、壁をすり抜けたり、飛んだりもできない。ここらの制約がうまい。
    しかもストーリーの大半が病院で展開する設定も見事。これに、見舞いに来る家族や警察、恋人たちへの情感がじっくりと描きこまれて横糸のドラマも感動的で読みごたえがある。
    文章がうまく、母親の感情の襞が細やかに描写され女性だったらより感情移入できたのでは。
    (こういったジャンルでは珍しいほど丁寧な注釈が入った訳も見事)
    最後まで真相が分からないサスペンスとしての展開も見事だし、重体の母娘がどうなる?というラストも気になり一気に読めた。まだ2作目らしいが1作目も読んでみよう。
    どこか「航路」に似た印象の作品。あちらもイギリスの女性作家だったな。
    敢えて難点を挙げれば、登場人物が多彩なのは良いが、不要な人物も多いし、旦那への想いのシーンが意外と多く、ハーレクインタッチなところが少し物語をもたつかせた気がする。

  • とても良かった

  •  ここには、派手な展開は無い。けれども、あまりにもありふれた家族の心の細やかさというのはどれくらいドラマティックなんだろうか!と思いました。
     いやぁ。構成と筆力ってすごい。素晴らしい。
     再読したいし、シスターも読みたい。

  • 火災に巻き込まれて生死をさまよう母と娘の魂が事件を俯瞰で眺めながら、物語は進んでいきます。
    実際に犯人を捜すのは、夫の姉の刑事。
    それまで見えていた周囲の人達の「姿」が、実は違っていたり別の面を持っていることに母娘は気づき、
    そして事件はエンディングへ。
    と思ったら、もう一捻りあり、私にとってはとても意外な人が真犯人でした。

    最後、娘のその後についても知りたいと思いましたが、それは欲張りだったかな(笑)

    原題は「AFTERWARDS」
    ストーリー展開の一部が透けて見えてしまうので、タイトルは原題のままのほうが良かったかも。

    もう1作の「シスター」も読もうと思います。

  • 小学校で起こった火事にまきこまれ、瀕死の母親とティーンエイジャーの娘。二人の魂?は身体を離れ、真相を追いかけようとする。もちろん、実際に解明に向かうのは母親の夫の姉で警察官のセーラ。設定のために、少し入りにくかったものの最後は思いがけない結末に満足!母親の気持ちがすごく良くわかり、涙が出た。

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