正義論

  • 紀伊國屋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314002639

感想・レビュー・書評

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  • 経済学者が翻訳しているので、基本的な単語の訳に違和感を感じます。例えば、socail primary goodsの訳語など。日本語訳より、原文で読むことをおすすめします。本書の特徴の一つは、社会契約説で世代間倫理が可能だと立証しようとした点でしょう。しかし、社会契約は共時的存在間の約束であり、それが未来に継承されていくことを自明視し、また、啓蒙思想は白人ヨーロッパ人の社会を前提としているという問題を抱えています。ですが、本書が多様な争点を提供した意義は大きいでしょう。

  • 「無知のヴェール」など独自の概念を駆使し、正と善について考察した、現代自由主義の代表的著作。現在に至る自由主義vs共同体主義の議論は本書を起源とする。

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著者プロフィール

ジョン・ロールズ (John Rawls)
1921-2002年。アメリカの倫理学者。元ハーヴァード大学教授。1950年プリンストン大学にて「倫理の知の諸根拠に関する研究」で博士号取得。コーネル大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)を経て、1962年ハーヴァード大学哲学部教授に就任、哲学科主任を経て、1991年より名誉教授。ほかの著書に『正義論』(改訂版、川本隆史・福間聡・神島裕子訳、紀伊國屋書店、2010年)、『万民の法』(中山竜一訳、岩波書店、2006年)、『公正としての正義 再説』(エリン・ケリー編、田中成明ほか訳、岩波現代文庫、2020年)、『ロールズ政治哲学史講義』(Ⅰ・Ⅱ、サミュエル・フリーマン編、齋藤純一ほか訳、2020年)などがある。

「2022年 『政治的リベラリズム 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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