経済は感情で動く : はじめての行動経済学

  • 紀伊國屋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314010474

感想・レビュー・書評

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  • Yotsuya

  • 人間の選択・決定の非合理性に関する法則性について叙述したもの。本書では、エキスパートの判断を一般に信用するが、彼らは自らの判断を過大評価するために、かえって不適切な判断を招くとあり、逆に、真のエキスパートは慎重な判断をするという指摘も興味深く、なるほどと頷ける。加えて、人間の利他的行動や他人の不正を正す行動が、本能的な快楽ともいうべき脳の生理的機構に基づくとするのは不思議な現象であり、本書にはないが、かかる利他的行動と本能的快楽との結びつきが、いかなる進化の過程を経て獲得されたかは、気になるところである。

  • 題材は面白いはずなのに、翻訳がまずい。すんなりと読めない。

  • 内容は面白いのだが訳がどことなく読みにくい気がする。特に問の文章が読みにくい

  • 行動経済学をわかりやすく説明した入門書のような本。人は必ずしも期待値が高い結果を合理的に選択するわけではなく、そこに心理学的なものがどう作用するか、ということが非常にわかりやすくまとめられている本。キャンペーンなど、コストを最小限に抑えて効果を最大化するときに非常に重要となる考え方。

  • 3

  • 行動経済学の学習のために読んだ。この本は行動経済学の学説だけでないところが面白い。脳神経の分野まで踏み込んで、傍証を示している。理性と感情。相反しいつも心の中で戦っていると考えていた二つの関係性に驚かられた。

  • 人がなにかを選択する時の思考回路がよくわかる。
    翻訳が悪いのか、ちょっとわかりにくい日本語のところがある。

  • ひとって、きぶんで動くいきもの。

  • 数年前に一度読んだが、再読。
    流行の行動経済学という事でこれでもかと如何に人が合理的ではないか、今までの経済学上同価値である同じ金額の製品が状況次第で選ばれたり、選ばれなかったりするという実験がこれでもかと並べてある。2006年に出た原著で既にSamsung製がSony製より高級扱いされて居る事に驚く。

    実験対象は学者や世界的な有名大学の学生たちが大半だが、文化圏や年齢層によっても結果が少し変わってくるのではないかと思われる。行動経済学の話として読んでいくうちにいつの間にか神経経済学なる新しい?経済学概念が出てきたりちょっと驚く。理屈はどうであれ、感覚と合理性が両輪となり、物事を決定していくという事のようだ。

    面白かった箇所を以下、抜粋。
    ・選択肢が一つなら迷わず、2つ、3つ、それ以上と増えるほど迷いも増え、結局買わなかったりする。
    ・選択肢で目がいきやすいのは肯定面より否定面。
    ・3択の場合、真ん中が一番多く売れる。真ん中を売るために選択肢を3つにする戦略もあり。
    ・商品の値引き表示は、高級品は比率表示、廉価品は通常価格と販売価格の価格表示がよさそう。

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