- Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784316802831
感想・レビュー・書評
-
現職の教員は言うまでもないですが、特に教員を目指す大学生は一読した方がいいです。
田尻先生の素晴らしい実践のエッセンスが詰まっています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだ読んでいる途中ですが、書いてあったことを実際に授業でやってみたら「先生、もっとやりたい!」って子が続出( ̄▽ ̄;)傑作です!
-
英語教育界では言わずと知れた伝説の英語の先生による、英語の授業がどうあるべきかを具体的に解説したもの。実際の授業中でのエピソードが多く語られ、実際に使われた教材、生徒が書いたノートなども載っている。
英語は技能教科、という考えが根本にあり、いかに限られた時間の中で生徒の練習時間を増やすか、いかに家庭学習を促すかという工夫がちらばめられている。さらに、生徒主体の授業を展開するためには、生徒の積極的な参加が不可欠であり、生徒をやる気にさせる配慮、逆にやる気を削いでしまう教師の態度についても鋭く指摘されている。
具体的な事項、例えば説明はタイミングが肝心、単発型よりもリニア型、fast learnnersに対する配慮が大事、ペアワークは良好な人間関係が築けてから、などの点で参考になることも多いが、「教師の本気が生徒のやる気を生む」(p.94)、「この仕事って、大変だけど、こたえられんなあと思う。生徒に付き合えば付き合うほど、伸びを感じられるからである」(p.100)など、教師の仕事に対する姿勢や仕事の醍醐味も語られていて、読み応えがある。
というのも、実はおれは転職して、来年から高校の英語の教師になる。田尻先生みたいな授業をするには何年かかっても無理かもしれないけど、まずは生徒に信頼される教師を目指して頑張りたい。と思い、折に触れて読み返す本だと思った。(12/03/27) -
[(英語)授業改革論]
Author [田尻悟郎]
Publisher [教育出版]
Reading Date [Mar.21 , 2011]
Contents
・授業とは、人間関係作りの場であることを大学に来てから
より強く感じるようになった。
・教えることは簡単である。しかし、マスターさせるのは
容易ではない。どんな授業にすればよいのか。
思考錯誤の中で行き着いた結論は、非常にシンプルである。
○ たっぷりドリルをする。
○ 既習の表現を繰り返し使う場面を作り出す。
そして、マスターしたかどうかを見極めるためには、
以下の観点で観察をしなければいけないことに気がついた。
○ 初めて読んだものや聞いた文章の中に使われていても、
ちゃんと理解している。
○ 生徒が英語で話ししたり書いたりする時、それらを表現に
使っている。
・教師が一方的に教えるという単方向のベクトルでしかない
授業では、英語力が上がったかどうかを確かめることは
できない。生徒が習ったことを使ってみる、
分からないことは質問するという、教師と生徒間で
双方向のベクトルがある授業でこそ定着度が測れる
ことを学んだし、教科書のすべてを頭にインプットしたか
らこそ、3年間を俯瞰できるようになった。
以下、省略
Impressions
『(英語)授業改革』
ほぼどのページも写しておきたいところがあり、
色々学ばせてもらった。
-
田尻悟郎先生はすごいな~
わたしにはまだまだ難しく、修行が必要そうです・・・が、英語授業の意識から変えていきたい、と思いました。
先生の考え方や授業のやり方はあちこちで聞いたり読んだりしているので、知っている内容が多かったですが、一冊の本にまとめられているのでよりわかりやすく、詳しくなっでいます。
大学の授業の取り組みや奮闘ぶりなど、近況も知れてよかったです。
いろんな意見を吸収して、わたしなりのやり方を見つけたい。
でもそれには時間がかかりそうです。 -
まだ読んでないけど、装丁はどうにかならんか、とか内容と関係ないところでひっかかってしまった(苦笑)。