- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320023680
感想・レビュー・書評
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古典と言っても良いぐらいの本だけど、今でも十分
人月の神話しかり、ピープルウエアしかり、実はIT業界はちっとも進化してない?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
問題を定義するというのは、とても奥が深く難しい。だからこそ日頃から意識して「問題は何か」を考えて自分なりの定義を立て、状況に応じて見直し再考し、正しい定義を追い続ける姿勢が必要だ。
改めて問題定義の重要さを再認識し、実践の姿勢を確認しよう。一年に一回くらい読み返し、自分の問題解決パターンのチェックに活用したい。 -
目の前の問題に飛びつく前に、本当にその問題は正しい問題?視点を変えればより良い方法が見つかったり、そもそも片付ける必要がなかったり。仕事のための仕事に陥らず、きちんと目標を見据えて正しい課題を設定することの大切さをエッセイ風味で教えてくれる古典です。
数々の失敗とご迷惑を経て、"誰の観点で/何を解決するため/いつまでに/どの程度の成果物を出せば良いか"ってのは当たり前になったけど、道は続くよどこまでも(-_-)当たり前を当たり前と思わず、日々新しい課題にチャレンジして高みに上っていくような、そんな達人になりたいなあと思わせてくれる一冊でした。 -
今から26年も前に出版された問題解決の本。問題解決するうえで最も重要で難しいのは問題がなにか発見、理解することで、それができてしまえはあとはたやすいという趣旨。
何が問題なのかをどう決めるか(誰の、どこから)、それのどこがどう問題なのか、どうしたら解決できるかというのがプロセス。
各章が物語のようになっていてユーモアもふんだんなため飽きない。挿絵も面白い、というか落書きレベルでクスッとくる。そのためどんどん読み耽られる。
問題が何なのかを考えずに解決法を考えることに真っしぐらになりがちなのでこの本に書いてあることを心がけて行きたい。 -
問題発見・解決に関する警句集。
IT部門など、問題解決を生業にしている人にとって、
共感できる内容が多いと思う。
私が印象に残ったのは、
・解法を問題の定義と取り違えるな
・他人が自分の問題を自分で完全に解けるときに、それを解いてやろうとするな
・もし人々の頭の中のライトがついているなら、ちょっと思い出させてやる方がごちゃごちゃいうより有効なのだ
問題解決のテクニック的なことよりも、心理的な落とし穴に言及しており、
IT分野の他の本ではあまり見ない内容であった。 -
(1987.11.11読了)(1987.10.23購入)
問題発見の人間学
(「BOOK」データベースより)amazon
ジェリー・ワインバーグとその仲間たちの〈計算機の人間学〉の本。この本は問題発見についての本である。問題は解くより発見する方がずっとむずかしく、ずっと面白い。―実人生で本当にものをいうのはそこなのだ。 -
問題を発見、解決するための方法について、手軽に示唆を与えてくれる本。どこかの記事でIDEOの人が言っていた「問題を解決しているのではなく、よき問いをたてているのだ」というところにつながった。
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問題解決をするに当たり、実際に起こっている問題に対してどのように問題定義し、どのように解決するかを物語を題材にして教訓を提示していく感じ。
「こういう見方があるのか」という感想は得られるのだが、日本との文化の違いもあり、各物語などで理解に苦しんだ。外国の文化を知っている人は理解が早いと思うのだが、自分にはいまいちピンと来なかった。
また時を置いてもう一度読み直しが必要かも知れない。 -
与えられた問題を解く前に、
本当に解くべき問題が何かを考えることが重要。
そうして定義した問題が「真実」だという確証は、
問題を解いた後でさえ得られない。
それでも、考え続けることが重要。
そして、問題の解決は、
必ず新しい問題を生むことを忘れちゃいけない。
要約すればこんな感じ?
目から鱗を期待しただけに少し残念。。。 -
本業(開発)とは全く関係ないと思って学んできた、コーチングやNLPが、本業に役に立っていると改めて実感した。
コーチングでは、クライアントが扱いたい問題は、クライアント自身が気づいていない可能性があり、問題の本質が何かを探るプロセスが必須である。
問題の本質を探る手法の一つに、NLPで言うメタモデルというものがあり、一見言葉遊びのようだが、いろんな言い回しをしてみて、違和感などから、本質に近づいて行く。
この本では、言い回しやシチュエーションこそ違うけれども、コーチングでやっているのと全く同じだと思った。
コーチング・NLPを学んだあとに、なんだか本業がやりやすくなったのは、コミュニケーションのトレーニングだけでなく、問題の本質をとらえるための思考トレーニングも重ねていたからなんだと思う。