かぜのでんわ

  • 金の星社
4.19
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本棚登録 : 673
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323024516

作品紹介・あらすじ

やまのうえに1だいのでんわがおいてあります。きょうもだれかがやってきました。せんのつながっていないそのでんわではなしをするために。

感想・レビュー・書評

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  • 岩手県大槌町に実在する"風の電話ボックス"をモデルにした絵本。

    山の上にある1台の赤い電話。誰が置いたかわからない。電話線は繋がっていないが、いつもぴかぴかに磨かれている。この電話は、"もう会えなくなったひとに、自分の思いを伝えると必ずその人に届く"と言われている。
    たぬきのぼうやが兄に、うさぎのお母さんが子どもに、きつねのお父さんが妻に…、それぞれの登場人物たちが"会いたくても会えないひと"に思いを伝えにくる。


    いもとようこさんの温かい絵はかわいらしくて昔から好きだった。その絵にほんわかしつつも、それぞれの登場人物たちの思いにジンとくる。
    涙がでてくる。読んでいて、泣かずにはいられない温かい絵本。

  • ずっと「読みたい本」に登録していたのだけど、中古で見つけたので購入。娘と読みました。8歳の娘が「人はなぜうまれてくるのですか?」にかなり心を動かされたようです。
    東日本大震災後、実際に会えなくなった人に思いを伝える電話として設置された電話があり、それをモチーフに作られた絵本、ということのようです。
    話を聞いて、想像していたのと少し違ったので、星3つ。
    「ひとはなぜ・・・」のくだりで娘が「人じゃないやん、動物やん」とか言ったせいで、感動度が下がってしまいました(笑)。

  • 読了

  • 2023.2.27 5-3

  • 東日本大震災で大切な人を亡くした方が、
    設置された天国に続く電話ボックスをもとに書かれたお話。

    大切な人を思い出し心の思いを電話でつたえるお話。
    線は繋がっていないけれど、相手からの返事はないけれど
    きっと、思いは伝わっていると信じたい

    込みあがる気持ちをぐっと抑えての読み聞かせでした。

    子ども達も、静かに聞き入っていました。

  • 実際に起きた出来事を題材にして、人の命は儚いけど、それ以上に尊くて心があるからこそ切なかったり、悲しかったり、寂しかったり、色々と考えさせられる一冊でした!

  • 子どもが読んで受け入れるには時間がかかりそうだけど、寂しい気持ち、悲しい気持ちに寄り添ってくれる絵本。

  • タイトルだけで借りたけど…。
    むちゃくちゃいい話だった
    娘がもう少し大きくなったらもう1回借りてよんであげたいと思いました。

  • 2022年度  6年生 おすすめ絵本

  • 1人目からとても悲しい。絵本だから救いが用意されていたけど…

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著者プロフィール

絵本作家。兵庫県生まれ。ボローニャ国際児童図書展エルバ賞とグラフィック賞を受賞。作品に『いとしの犬ハチ』「あかちゃんのためのえほん」シリーズ(講談社)、『まほうのあけだま』『まいにちがプレゼント』(金の星社)など400タイトル以上。

「2023年 『ともだちだもん!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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