女性解放という思想

著者 :
  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326650583

感想・レビュー・書評

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  • ウーマン・リブの運動を中心に、フェミニズムのこれまでの足跡を振り返り、新たな課題をあぶり出すとともに今後のフェミニズムの展望を論じている本です。

    「女性解放論の現在」と題された論文では、イヴァン・イリイチのヴァナキュラー・ジェンダー論やエコロジカル・フェミニズムにひそむ問題を検討しています。また「「差別の論理」とその批判」は、被差別者が差別を告発する言説を提出するとき、差別がその根拠としているカテゴリー的な差異をみずから反復しなければならない立場に追い込まれるという問題を明らかにしています。

    そのほか、マスコミやジャーナリズムにおける女性の扱われ方を分析している、比較的短い論考なども収録されています。

  • ろんぶんってむずかしそうだなよめるかなと、身構えていたのだけれど案外すんなり読めた。
    書いてあることを理解できたんじゃなくて、書いてくれたおかげで「今」を整理して理解できた。
    「からかい」の政治学のところ、すごくすき。

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著者プロフィール

東京都立大学名誉教授

「2022年 『持続するフェミニズムのために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江原由美子の作品

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