- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326654314
作品紹介・あらすじ
「ジェンダー」という「精緻な仕掛け」を解明する。ジェンダーと性支配を同時に生み出すメカニズムを捉えたフェミニズムの名著再び!
「ジェンダーは、それ自体権力を内包している」。ジェンダー秩序とは〈男らしさ〉〈女らしさ〉という意味でのジェンダーと、男女間の権力関係である性支配を同時に産出する社会的パターンである。社会の領域を貫き、両性の非対称的な社会的実践を生み出し維持するメカニズムを解き明かす。新たに新装版のための序文と本文補注を収録。
感想・レビュー・書評
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20年以上前の著作にも関わらずそこまで古さを感じませんでした.
本論を踏まえて,若者のフェミニズム離れ,フェミニズム嫌いな若い世代の女性の言動を分析している箇所などは著者の理論の汎用性が高くて驚きました.
序盤の理論武装が読むのに大変でしたが,ここをあっさり済ませてしまうと専門家以外読めないものになってしまったと思うので必要だったのでしょう.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1-3章で挫折する人結構多いと思う。
でも、そこを抜けたらめっちゃわかる。
哲学とか社会学の、哲学者たちをよく知らないと結構キツイ。 -
あとがきが「やっと終わった。」で始まるんだけど、この一冊を書くことは本当にそのくらい大変で身を削る作業だっただろうと思う。読むのも大変だし、書かれていることが20年経った今でもそのとおりすぎてつらくもなるけど、ジェンダーについて考える上で読まなければならない一冊。
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