おこりんぼさびしんぼ (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 ヤ 8-1)
- 廣済堂出版 (2008年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784331654330
感想・レビュー・書評
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山城新伍が語る、若山富三郎と勝新太郎兄弟/ コワモテで知られる二人の役者の生態・立ち居振る舞いが知られて良書である/ 昭和の時代に残る、人情と荒っぽさが堪らない/ ヤクザとの交際どうのと今の基準で語ってもしようがない/ 京大卒に弱かったり、異常な几帳面だったり、テレビからでは知りようもない話がいい/ 三人とも現在は亡くなっているが、惜しい人たちが去ってしまったと実感できる/ 山城新伍も若山富三郎も勝新太郎も、まったく興味がなかったがこれを読んでしまうと悲しくなってしまう/
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いいエピソードばかりなのだが、著者も亡くなられてしまった。
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エンターテイナーの山城新伍の文章力で、とてつもなく面白く仕上がった本である。で、それ故に、どこまで事実を正確に叙述しているか疑わざるを得ない、というジレンマの生じる本である。まあ、そういうことに悩まない、と決めてかかれば、十二分に楽しめる。ちなみに、これは若山富三郎と勝新太郎についての本です
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絶版になっていたという本の文庫版。若山富三郎と勝新太郎との交友録というにはあまりにも濃い関係の日々を綴られている。文章が読みやすくこんな才能もあったんだと思う。
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文章が上手く、何より愛を感じた。
芸に通じていた役者がなくなったこと、時代が変わっていっていること。今の時代、作品を作るうえの問題点はこの時から同じだと言うこともわかった。 -
勝新と若山兄弟がとっても好きになったのだ。