座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032500

感想・レビュー・書評

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  • 斎藤孝パターン。

  • 『ゲーテとの対話』が読みこなせなかったので、こっちを手にとった次第です。

    上巻P202の引用文、

    「人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ。」

    はまさしく真理だと思いました。「自分が好意的に感じる人」と言い換えても構わない。もちろんこの本についても当てはまります。この著者を良く思ってなければ何も感じることはないでしょう。僕はどちらかと言えばこの著者を好意的に受け止めています。
    (2006年03月24日)

  • 私淑する齋藤先生の「座右のゲーテ」。齋藤先生の本でなかったら、僕がゲーテの一端にでも触れることは決してなかっただろう。
    勇気づけられる一冊。

  • このところ斎藤孝さんの著書を連続して読んでいます。
    大変にエネルギッシュであり、読んでいるだけでそのエネルギーが感染してきます。
    このエネルギー発生の原動力を技化させているところには関心します。

    今回、「座右のゲーテ」(光文社新書)を読んでみました。
    ゲーテの哲学をわかりやすく今の時代にまとめあげています。
    (ゲーテを座右に置き、「ゲーテとの対話」を軸に、現在を生きるわれわれにも有益と思われるゲーテの言葉を選び、それを「発想の技法」といった観点から編んでいる。)

    余談ですが、斎藤孝フリークたる私は、三色ボールペンを常備しています。

  • ドラマ「ゲゲゲの女房」で主人公・村井茂(水木しげる)が「ゲーテはええこと言うねぇ!」と言っていたの聞いて、急にゲーテに興味が湧くようになりました。そんな時に図書館でたまたま見つけた1冊。仕事でちょっと悩んでいた時なのでちょうどよいカンフル剤になりました。

  • お前は何か落ち込んでいるのか、行き詰まっているのかと心配する事なかれ。
    いつだって名言を読むのは面白い。
    しかも誰かがpick upしてくれるなら尚。
    押し付けない意見と自分の感想は興味深い。

  • 異動発表があって、普通は就職前に考えることなんだけど、そのときになって、自分が会社に所属していることを考えさせられ、自分の仕事観をちゃんと持たなきゃ、もてなくても、考えるようにしなきゃと思って、読んでみた本。
    まず、齋藤孝さんの言わんとすることをいろんな昔のえらいひとたちの言葉などを遣っているところ、基礎教養レベルでしらないことがたくさんあり、こういう常識しっとかなきゃと思った。

  • ゲーテなどの古典は難しいので、読もうとしないのが、この本を読んでみゲーテの作品を読んでみたくなった。

  • 今までゲーテという人物に関してまったく無知であったのだが、私の好きな作者である斎藤孝さんがかいている「座右のゲーテ」によって触れる機会があった。
    今後これをきっかけにゲーテとふれあっていきたいと思う。

    どうやら
    ①集中する
    ②吸収する
    ③出会う
    ④持続させる
    ⑤燃焼する
    の5つがキーワードなようだ。

    ①集中する
    エネルギーをうまく使う。そして、自分の得意なこと専門のことに限定することでパワーを生み出す。これが「集中する」ということの意味のひとつ。これは全てのことに通じる本質的なことだと思う。私自身もテニスや受験勉強、日々の生活の中でこのようなことは感じることがある。
    例えば、テニスであれば当然人それぞれによって得意不得意なショットや戦術があるはず。まずは自分の得意なものを強くするということが勝つための第1段階だ。
    つまり自分の武器をつくるということ。この本(ゲーテ)はそういうことを言いたかったのではないか?当然それだけでは行き詰まってしまうこともあるだろうが。。。
    つまりこれは、自分のパターンを作るということにも当てはまると思う。どんな状況、どんな相手であろうとぶれることのない自分の武器、パターンは強い。生きるために欠かせない技である。
    ゲーテも「結局、最も偉大な技術とは、自分を限定し、他から隔離するものをいうのだ。」と言っている。

    ②吸収する
    最高のものを知ることで、「相場を知る」ことができる。つまり、基準がわかり他の物を相対的に評価することができる。そのためには、幅広い興味をもっていろんな素材を手に入れることが大事である。いつも決まったこと、自分の好きなことだけしていては素材の種類は狭まる。自分の行動の20〜30%はいつも「変化」を求めることが大事かもしれない。

    ③出会う
    ②で話したことと被ることも多数あるのだが。いろんな「素材を集める」これは出会うということであると思う。その方法としてゲーテ自身も読書をすすめている。自分の本棚を見てみてください。どんな系統の本が多いですか?それとも幅広いジャンルのものがありますか?自分が普段選ばないような本に手を伸ばしてみるのも良いと思いますよ!

    ④持続させる
    「自分に投資する」。重要なキーワードだ。「自分に投資する」ことによって、持続をはかることをできる。また、そうすることで自分の中に「使い尽くせない資本」を作ることができるのである。ここで言う「資本」とはお金のことではなく技術であるとか考え方などといった自分の中にあるあらゆるものである。

    ⑤燃焼する
    ゲーテは何事にも一気呵成にすべてをつぎ込む人であったらしい。そして一瞬の情熱を決して無駄にしないのである。ある情熱が湧いてきても、行動する前に冷めてしまった経験はみなさんあるだろう。ゲーテはその無駄がない。情熱が湧いてきたらすぐに行動に移し、夢中になる。そして短期間にものにしてしまうのだ。

  • 壁にぶちあたった時に読むと冷静に成れるかも

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

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