東京の島 (光文社新書 311)

著者 :
  • 光文社
3.74
  • (4)
  • (9)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 70
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034122

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こっちのほうが(小笠原クロニクルより)行きたくなる。
    あーでもやっぱり温泉もほしいし、でもまずは小笠原だよね。
    どうしても日数がかかる旅になるので、周遊できないのが悩みですな。

  • 726

    メデニラマグニフィカといって、活け花などの需要があるという。インターネットで検索しても、一件しか引っかかってこなかったので、かなり珍しいもの

  • 東京の島、と言ってもマニアックではない正統
    的な?伊豆諸島や小笠原諸島への訪問記です。

    著者は島旅に関しては第一人者と言える方です。

    この本でも何と硫黄島に上陸しています。
    あの戦争で激戦地であった硫黄島です。

    さらに驚くことに日本最南端の島である沖ノ鳥
    島へも訪れています。

    民間人では最初の訪問者ではないでしょうか。

    その他の島々でも観光客視点ではなく、その島
    独自の産業や文化に光を当てて、一過性ではな
    い道を探る内容となっています。

    それぞれの島にも知られざる歴史があります。

    観光気分で島の光の部分だけを楽しむだけでは
    なく、陰の部分も学ぶべきと思い知らされる一
    冊です。

  • 沖ノ鳥島、南島(小笠原村)、青ヶ島、硫黄島の章を読了。青ヶ島は生活ぶりなど知りたかったが、ほぼ、名物の芋焼酎「あおちゅう」の製造の話で個人的には物足りず。南島は荒々しい自然が残っているのを感じる。沖ノ鳥島は行くだけで大変、上陸できるかも運任せ。実際著者も15分だけの滞在。ただ、日本で唯一の熱帯の空気は少しだけ伝わってきた。

  • 著者が現地を訪れ、一般人の立ち入らないような名物やその由来に触れる本。
    なかなか楽しめる。

  • 地元図書館で借りた
    伊豆大島の旅行前。
    旅行記。具体的に書かれている。
    硫黄島が興味深かった。利島に行きたくなった。

  • 伊豆諸島、小笠原諸島など、東京都に属する離島を紹介するレポート。
    各島を単純にモノサシや統計で比較するのではなく、それぞれの島の魅力 --- 温泉だったり、食べ物だったり、自然だったり、有形無形の文化だったり --- にフォーカスし、現地に足を運んで書かれているので、臨場感たっぷりに描写さえている。いくつかの写真や地図が掲載されているだけで、旅行ガイドのようなキレイなグラビア写真はないが、特定の目的が無い限り、普通の人が気軽に訪れることはない島々を、文章だけでイマジネーション・トリップできる一冊。

  • 東京都に属する、様々な島を訪れ、
    その時の体験を記したものです。

    八丈島、大島など、通常人の入ることのできる
    島はもちろんだが、硫黄島や沖ノ鳥島など、
    通常は立ち入ることの出来ないしまについても、
    訪れた経験をしるしています。

    沖ノ鳥島は、ちょっとアレだが、
    硫黄島には行ってみたいですね。

  • 東京の島の紀行記。
    伊豆諸島、小笠原諸島など。
    以前読んだトカラ列島ほどぐいぐい引き込まれる感じはなかったかもしれない。ひとつの島でひとつのテーマになっていたからかな?島の人の生活がありありと浮かんでくる感じならなおよかった。

    最後の沖ノ鳥島航海誌はわくわくした。

  • [ 内容 ]
    太平洋戦争の激戦地であった島、日本で唯一の砂漠がある島、かけがえのない温泉の島、皇室とゆかりの深い島、極上の酒が眠る島、ホエールウォッチング発祥の島、日本で唯一の熱帯に属する島…。
    東京の島は伊豆諸島と小笠原諸島からなる。
    東京から約一〇〇~二〇〇〇キロ南の太平洋上に大小三〇〇余りの島々が点在し、約三万人が暮らしている。
    近年、ダイビング、釣りといった海の楽しみだけでなく、日本有数の巨樹の森や高山植物、散策できる噴火口など、豊かな森や山も注目され始めている。
    「荒波の中にポツンとある島らしい島々」―四季折々、変化に富む表情を持つ東京の島々は、眠れる楽しみの宝庫であった。

    [ 目次 ]
    硫黄島紀行 理想郷から阿鼻叫喚の地獄へ―。そして、今
    第1章 伊豆諸島―黒潮の北の島々(大島―日本で唯一の砂漠は感動的なのに、なぜか薄い影 利島―全島の八割を覆う、耕して天に至る椿の段々畑 新島―新島本村は、天然石を利用した日本最大の石造集落か 式根島―日本的な景観が残る島には、古きよき湯治場の情景が似合う 神津島―はるかなる想像の翼を広げてくれる絶海のハイテク素材)
    第2章 伊豆諸島―黒潮の只中の島々(三宅島―オバちゃんたちとの遠足で島の魅力にどっぷり浸る 御蔵島―指物の最高の素材は、なんといっても島桑ですよ 八丈島―不思議な魅力の植物公園と切ない食虫植物 青ヶ島―隣の酒造りは、見ているだけでも楽しく、おいしい)
    第3章 小笠原諸島(父島・母島―一大国家プロジェクトだった、熱帯作物の小笠原導入 南島―君知るや、素敵な南海の楽園はその名もずばり南島)
    沖ノ鳥島航海記 我が国唯一の熱帯、日本最南端の地に立つ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1954年岩手県生まれ。東京大学露文科卒。月刊誌『旅』などの編集に携わった後、フリーランスライターに。島、食、自然、農林水産業などをテーマに全国を巡り、膨大な取材量と独自の感性を生かした執筆活動に定評がある。島に関しては、南鳥島以外の日本の有人離島を全て踏破している。主な著書に『日本《島旅》紀行』『沖縄・奄美《島旅》紀行』『旬の魚を食べ歩く』(以上、光文社新書)、『絶対に行きたい!日本の島』(ビジュアルだいわ文庫)、『瀬戸内海島旅入門』(マイナビ出版)などがある。

「2019年 『シニアのための島旅入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斎藤潤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×