「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
3.50
  • (98)
  • (224)
  • (352)
  • (41)
  • (9)
本棚登録 : 1815
感想 : 209
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034375

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 違う視点を持つこと、広い視野で考えることの大切さがわかる本でした。面白かった。

  • 分析とは、÷こと。
    スウェーデンの銀行やフランスの化学メーカーは脱予算経営で、KPIを代わりに導入した。
    コストパフォーマンスとかっこいいこと言っても、人や状況によって「費用」に何を計上するかは様々だから、そこが確定していないのにコストパフォーマンスを比較しても意味なし。
    会計は科学、ビジネスは非科学。
    ビジネスの妙手とは、トレードオフになる関係をどちらも取れるようにする手。

  • 日常で使える知識は多かった気がする。
    平均値と比べても意味が無い、会計的・非会計的行動など

  • 食い逃げによる損失よりも食い逃げの防止代の方がかかるのであれば、食い逃げされて悔しくてもバイトは雇わないのが、会計における合理的な考え方。感情より勘定

    ランキングや、根拠のない数字など禁じられた数字がいっぱいある。単に数字を見て疑って信用しないこと。
    環境得んかの激しい時代、切り札をもつことが大事

    結果バイトは雇うなは会計上の行動。
    机上の話し。ビジネスは二者択一ではない。妙手を打つことが大事。
    単一の視点では、なく複数の支店を持つことがビジネスでも日常生活でも大事。
    よってバイトは雇うなの単一の視点は大間違え

  • やっと下巻が出ました。上巻が出てから1年くらいたったのではないでしょうか。「さおだけや・・・」を読んで、2匹目のドジョウで本書の上巻が出て、私もすぐ買って読んだのですが、正直言って最初ほどのインパクトはありませんでした。でも、待たされて読んだ本書はちょっと違います。ケーススタディとして小説風のところが2ヶ所はさまれていて、これがまた楽しい(いやな人もいるでしょうが)。いずれにしても、世の中には数字に弱い、すぐだまされる人がいかに多いかということですね。数字が並んでいるだけで、思考停止状態におちいってしまう。数字なんていくらでもいいとこ取りができるし、アンケートだって、質問項目を工夫することで、自分のもって行きたい結論に誘導することができる。だから、世論なんて気にしないと、どこかの知事さんが言って物議をかもし出していたようですが、言っていることはあながち間違ってはいないのでしょう。「あるある」騒動のころからとても気になっているのですが、エンターテイメントとして楽しんでおけばいいものを、いったいどこまで信じ込んでしまうのでしょう。自分の頭でしっかり考えて判断できる、知識と知恵が必要です。そのためにも、理数系の教育は(文系もですが)もっとしっかりしていかないといけないのでしょう。最後に問題。「この売り場から1億円が12本出ました。」と貼紙のある売り場があります。さあ、あなたは宝くじを買うとして、どう判断してどこで買いますか? A.この売り場はあたりが出やすいから、ここで買おう。 B.すでにこの売り場からたくさんあたりが出ているから、別の売り場で買おう。 C.どこで買っても同じだ。

  • 下巻では会計的思考だけでなく、それも踏まえた複眼的な思考で妙手を叩き出せって話。他にも禁じられた数字として無関係な数字や作られた数字、机上の数字に踊らされるなってことや、会計士の小説みたいな話を通して会計について教えてくれます。

  • 下巻にあたる本書はより具体的な例で金銭の話がされて面白かった。

  • なかなか刺激的なタイトル。何せ上巻のタイトルを完全否定するのだから。
    しかし、会計と非会計、勘定と勘定、確かにさまざまなものには複数の視点が重要であることが良く分かった。(どうも時代がデジタル重視のためか一か八かの両極が結論となりがちなことが多いと感じる。)
    あまり上から視点ではなく、読みやすいし、分かりやすいところが好感が持てる。

  • いやー事業計画を立てることのムダ、ってのがまったくもって同感ですね。立てることに意味がないと思ってるわけではないんだけど。
    ・計画にまつわるビジネス上の弊害
    ・予算を作るのに時間がかかりすぎ⇒時間のムダ
    ・市場予測がすぐはずれる⇒すぐに破たん
    ・コンサバな計画⇒挑戦を阻害
    ・声が大きいところに予算分配⇒木を見て森を見ず
    ・多めの予算を申請⇒不正確な計画
    ・予算を使い切る⇒ムダの発生
    デキるヒトは二分法で話す
    ⇒とりあえず二つにわけただけ。社内と社外、予防と治療、売上増か費用減・・etc

  • 上巻の便乗値上げみたいな、悪魔に魂を売った本

全209件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1976年生まれ、公認会計士。現在、インブルームLLC代表。著書に『女子大生会計士の事件簿』シリーズ、140万部を超えるメガヒットとなった『さおだけ屋はなぜ潰れない』

「2018年 『マンガ日本と世界の経済入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田真哉の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ロバート キヨサ...
麒麟・田村裕
J・モーティマー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×