- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334034627
作品紹介・あらすじ
現代の労働者の困窮は、働く権利の問題だけではなく、「貧困」という生活全体の困窮の問題に広がり始めている。本書は、実際に起きた事件から、「法令を守らない使用者」と「立場の弱い労働者」にスポットを当て、格差、ワーキング・プア、貧困問題に風穴をあける取り組みを紹介する。
感想・レビュー・書評
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2009/10/11
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100%労働者側からみた内容。残業代未払い、解雇などの法的な話。法律では労働者は手厚く守られているはずなのだが、不利益を被っていても、なかなか日本人は提訴しない。なぜもっと訴えないのかということらしい。この著者は弁護士なので、労働者側の弁護ということで、今までの経験を語られているが、会社側、経営側の都合にはスポットを当てていないので、説得力には欠けるものがあった。もう少し広い視野での考察が欲しかった。【書店で立ち読み】
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ビジネス
思索 -
題名から想像していた内容とは違うも、興味深い内容。
ただ既に10年間の著書であり、世の中はさらに大きく変わっているので、参考までに。
労働問題を取り扱う弁護士の方が書かれた労働者を守るため労基法に照らした具体的な事件ファイル。
以前話題になった、
・名ばかり店長問題。
・一方的な給料の減額。
・いじめとパワハラ
・ワーキングプア問題 etc. -
実体験に基づく事例集になっており物語性がある。採算度外視でフットワーク軽く組合とここまで連携できる弁護士に驚き。中には失敗談もあるだろうし、やや非正規に偏っている部分があるので、その辺を修正した続編に期待したい。
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09.10読了。
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労働組合の重要性がひしひしと感じると同時に法律の知識の重要性を感じる。学生時代に労働法を身につけることが職場に出てから理不尽な状況に戦える力を養うのではなかろうか。
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賃金不払いや雇い止め等、労働問題に起因する訴訟問題を俯瞰する本。意外と知らないことばかりで、大変参考になりました。
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[ 内容 ]
現代の労働者の困窮は、働く権利の問題だけではなく、「貧困」という生活全体の困窮の問題に広がり始めている。
本書は、実際に起きた事件から、「法令を守らない使用者」と「立場の弱い労働者」にスポットを当て、格差、ワーキング・プア、貧困問題に風穴をあける取り組みを紹介する。
[ 目次 ]
第1章 管理職と残業代―マクドナルド判決に続け
第2章 給与の一方的減額は可能か?―契約法の大原則
第3章 いじめとパワハラ―現代日本社会の病巣
第4章 解雇とは?―実は難しい判断
第5章 日本版「依頼人」―ワーキング・プアの「雇い止め」
第6章 女性一人の訴え―増える企業の「ユーザー感覚」
第7章 労働組合って何?―団結の力を知る
第8章 アルバイトでも、パートでも―一人一人の働く権利
終章 貧困から抜け出すために―法の定める権利の実現
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