- Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334736446
感想・レビュー・書評
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「青銅の魔人」「虎の牙」は少年探偵団シリーズ。
しかし、乱歩のこういう…雰囲気ある導入部の上手さは本当にすごいな…。
「断崖」「三角館の恐怖」は、上記に比べれば大人の読者向け。
乱歩のああいうイラスト付きトリック、いつも思うんだが意味あるようなないような気がする…。どうなんだろうな…。
宮部みゆき先生の解説からの、乱歩が優しい人だったっての、なんだろう…。
宮部先生だからそう感じるのでは…みたいな部分があったのは…なんでなんだろうな…??????
ミステリ作家同士、なんか共鳴するんか…????詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『青銅の魔人』と『虎の牙』は少年探偵団もの。
相変わらず「えっ?」ってなる展開もあるけど、冒険活劇ものとしては面白い。
『断崖』は短いながらも結構好き。乱歩のかく悪女は魅力的で良い。
『三角館の恐怖』は大人向けの本格モノといった感じ。
乱歩らしさもありながら推理の部分もちゃんとしてて面白かった。 -
青銅の魔人
少年探偵団の敵は、二十面相しかいないのでしょうか?
パターンなんだけど、乱歩自身が、けっこうこのパターンを楽しんでいるような気もします。
虎の牙
うーむ。犯人は、熱狂的な阪神ファンと見た……。
違いました……。
犯人は、はじめからわかっているので、少年探偵団ものっていうのは、推理小説ではなくて、冒険小説ですね。
と、知っている人にとっは、言わずもがなのことを……。
いや、わたしは、はじめて読むから。
断崖
こういう、短編は、好きですねぇ。
それから、乱歩の書くこういう悪女も、けっこう好きです。まぁ、間違っても、わたしと関わりになるタイプではないけれど。
というか、物語の中だけで生きている女って感じがするから、いいのかも。
だれか、自分よりかしこい人間が出てきて、その「運命の人」が、自分の悪事を止めてくれるのを待っている感じがあります。
これは、「黒蜥蜴」にも通じるものがある。
三角館の恐怖
推理小説好きの人は、奇抜なトリックを、「面白い!」と感じられる人なんだと思います。
ある意味、大人だ…。
実は、わたしはというと、奇抜なトリックには、ひかれないのです。というか、イマイチ、ちゃんとした推理ものだと、なにが書いてあるのか理解できないときもあるという……。 -
何回読んでもいい。
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見返し
収録作品
青銅の魔人
虎の牙
断崖
三角館の恐怖 -
2009/
2009/
青銅の魔人. 虎の牙. 断崖. 三角館の恐怖. 私と乱歩 宮部みゆき著. -
装丁が好きです。このシリーズ。
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『三角館の恐怖』もいいですが、俺はやはり子どもの頃読んだ『青銅の魔人』がよろしゅうございます。