風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (674ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334740283

感想・レビュー・書評

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  • 今までの新宿鮫の中で、一番好きな話です。話は単純は単純ですが、それでも人間関係がしっかり作られているし、村上といい、真壁と王との関係性といい、今までの話の伏線が回収されているし、何と言ってもハッピーエンドなのがよいですね。

  • 新作を首を長くして待っているスリーズ。
    姿勢正しく読む作品!

  • 警察のためじゃなくて市民のためです

  • 新宿鮫Ⅷ
    殺人傷害事件で服役していた藤野組組員・真壁が出所した。だが、真壁が殺そうとした男は、藤野組と組む中国人組織のボスになっていた。一方、高級車窃盗団を追う鮫島は、孤独な老人・大江と知り合う。大江に秘密の匂いを嗅いだ鮫島は、潜入した古家で意外な発見をした―。過去に縛られた様々な思いが、街を流れる時の中で交錯する。心に沁みるシリーズ第8弾。

    真壁を紹介するが、母にヤクザだとばれる。母が堅気に戻るように自分がかつて人を殺したことを告白。女を喰い物にするヤクザを撃った。拳銃は居酒屋に飲みにくる刑事に薬のまぜ眠らして盗んだ。賭場で撃ち殺したが死体が発見されない。誰かが死体を隠してくれた。拳銃を盗まれた刑事が処理。
    刑事は懲戒免職。それが大江。大江は死体を隠した井戸を見張る為、
    駐車場で働く。拳銃は返してもらう。銃弾は海に捨てた。拳銃は埋めた。
    最後に鮫島に場所を教える。

    高級自動車の窃盗団を追う鮫島。監視カメラをかいくぐる。ナンバーを交換する工場を探す。大江を知り合う。窃盗団がわ?知り合いになり、刑事であることを明かす。大江も元刑事だとわかる。

    ガレージの中に気配。鮫島が忍びこむ。井戸の中に死体を発見。
    ミイラ化している。ガレージから塗料を盗んだ男から情報を聞き出す。

    窃盗団は盗むのが中国人。車を換金するのがヤクザ。真壁の弟分のシノギ。弟分は真壁が殺した中国人達を使っていた。弟分が薬中とトラぶり殺される。出所したばかりの真壁が担当することに。病院で真壁と刺された中国人が遭遇。真壁を殺す計画。鮫島が真壁と連絡をとる。
    中国人の罠に自らはまる真壁。早く殺せ!じわじわ殺したい中国人。
    鮫島が飛び込み、撃ち合う。鮫島も撃たれるが防弾チョッキが救う。
    血だらけの真壁だが命の危険はなし。女と母が偶然通りかかる。
    母と大江も見つめ合う。
    真壁の組は壊滅的打撃を受ける。堅気になれる真壁。

    女の店の客にロベルトが来る。女が相談すると鮫島に相談するといい。
    窃盗団はロベルトとは関係なし。やくざとはからまない。

    昌は行きつけの飲み屋でたまたま遭遇。

    盗まれた拳銃が使われていた。それが発覚すると上層部もクビ。
    大江はそれを隠した。

    新宿中央公園あたりは池だった。古い家には井戸がある。

    真壁は1作目に登場。シャブをめぐって中国人を殺し、その後、自首。
    中国人は帰国するも、また日本に戻る。儲かったら家を買い、外国人労働者に貸した。真壁は死んだと聞いていた。

  • 新宿鮫(1)から出てくる真壁との決着ということで期待して読んだが、期待ハズレだった。

    とにかく前半に新宿の土地関連の冗長表現が多くて物語に入りづらいのと、雪絵の母親の物語と本編の関わり方が強引過ぎて、「え?え?」となってしまう。

    そして何より真壁のキャラがカッコよくなくて残念だった。

  • 2012/04 読了

  • 新宿鮫シリーズは、好きな作品ですが、このおはなしは、私には、少し難しかったです。

  • 新宿鮫Ⅷ

  • 新宿鮫の最新刊 風化水脈が新書化されたので買いました。
    ま、毎日新聞で連載してたんだ・・・
    知らなかった・・・
    そのせいかずいぶんと穏やかでまーるいお話になってました。
    こんな、話もあってもいいけど・・・新宿鮫っぽくないね~
    やっぱ『毒猿』(シリーズ2作目)が一番おもしろかったなぁ 

  • 今回はちょっと地味かな・・・
    今までのシリーズのようなドキドキ感はあまりない。
    特に新宿の歴史などは興味ないので読み飛ばし。
    ラストのシーンはいつものカッコよさあり。真壁が助かってよかった。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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