- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334753313
感想・レビュー・書評
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ポーー!
一瞬これでレビュー終わらそうと思いました
一瞬です
はい、光文社古典新訳文庫シリーズ、エドガー・アラン・ポーの短編集ですよ!
いやぁ、読み辛かったw
もう延々と情景描写が続くのでつらい
「恐怖」を醸成してるってのはわかるんですけどね
ホラー映画なんかでよくあるじゃないですか
ずーっと風景だけを映してるシーン
例えば薄暗い森を静かに延々映しておいて
あれ?今端っこの方でなんか動いた?
…気のせいか……ギャーーーーッ!!ってやつね
あれと一緒だと思うんですね
なんていうか雰囲気づくりといいましょうか
静かに静かにゆっくりと不気味さを整えていく
で、確かな技法で完璧にそこに持って行ってるんだけど、長い!長いよポー!
この長さは今の時代では飽きが先に来ちゃうんよなー
そして小川高義さんの訳もわざと古めかしい感じにしてる
原作のもつ雰囲気を最大限残すためにその古めかしさの塩梅に苦労の後が見えるんですが、やっぱり固い
もともと小川高義さんは固めの訳が多く、原作にわりと忠実な方な印象
難しいな〜と思うんだけど、やっぱり光文社古典新訳文庫シリーズの色としてはもっと崩して「いやこれもうポーじゃないわ」って言われるくらい冒険しちゃう訳者さんの方が良かったんではないかな?と思ったりしちゃいました
『黒猫』が小川高義さん訳でバチっと決まってたので、こっちは変化球で読んでみたかったな〜 -
7つの短篇と2つの詩を収めた1冊。
デュパンが登場する「盗まれた手紙」を読むのが目的だったのだけれど、同じく謎解きがおもしろい「黄金虫」も読みごたえがありました。
本書前半に収められた作品はホラー要素が強いのですが、特に「ヴァルデマー氏の死の真相」のクライマックスは夢に出そうな怖さがありました。
そもそも死の間際の人間に催眠術をかけてみよう、という発想自体、不穏な結果になりそうな予感に満ちていて、怖いもの見たさに引きずられるようにページを繰ったのでした。
「大渦巻への下降」や「群衆の人」で描かれる、妙に冴えた観察者の眼差しも、少し怖い。 -
読み進めるにつれ収録作品の多彩さに驚かされる短編集。「恐怖」から「推理」への流れの中、両者が程よく混在する「大渦巻への下降」が一番おもしろかった。大自然の畏怖すべき光景と語り手の冷静な思考の対比がたまらない。「盗まれた手紙」「黄金虫」でのコミカルなやり取りはいい意味で意外。手に取ったのは「大鴉」が目当てだったが、見どころの多い、全体として楽しめる一冊だった。
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幻想的なものから、論理的なものまで幅広い内容の短編集。推理小説によくある、変わり者だけど頭の切れる友人に振り回される物語の語り手という設定のルーツはポーだったのか!
この中では、ダイナミックで緻密な描写から映像が目に浮かぶような「大渦巻への下降」が一番好き、というか怖い! -
同じ作者、同じ訳者なのに、なぜかこっちに載ってるやつはあまりおもしろいと思わなかった…なぜだ…?
私もいつか酒浸りになって気が狂って、ざんねんな死を遂げそう…なんだかここ最近は自分がとてもすごく出来損ないの人間だと感じてる。ここから抜け出さないと、くるしい
『黄金虫』
推理もの。最初のほうけっこう怖くてドキドキした。ポーの文章ってやたら目に景色が浮かびやすい、視覚にうったえてギョッとさせるところが特徴と思う。
訳者さん
岩盤や氷塊に泣かされて、「あっしゃあ、崩壊しそうだ」と何度も思っていた。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/687002
薄気味悪い屋敷へ旧友を訪問した私。
そこに滞在するうち、怪奇な出来事が起こる。
ゴシック風恐怖小説。(『アッシャー家の崩壊』) -
「アッシャー家の崩壊」5
「アナベル・リー」3
「ライジーア」3
「大鴉」3
「ヴァルデマー氏の死の真相」4
「大渦巻への下降」3
「群衆の人」4
「盗まれた手紙」4
「黄金虫」5
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NHK100分de名著:3月の名著
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99842634 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/687002
タロウのナイスアシストやーん
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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
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