妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫 う 18-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767679

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  • 妖怪が跳梁跋扈するようになった元医療特区の実験都市〈真朱の街〉、オカルトとサイエンステクノロジーが雑じり合う都市を舞台にした連作短編集。同著者の短編集「魚舟・獣舟」収録の「真朱の街」に連なる作品となっている。作中で言及はあるものの「真朱の街」が収録されていないのは残念。
    相反する要素が混然となっている舞台設定が一番の特徴だと思うのだが全編にわたってそれを前面に押し出しているわけではないようだ。ハードボイルドと銘打っているようだがメインの探偵役たちには残念ながらその雰囲気は感じられなかった。拝み屋など気にいった登場人物もいるので、今後舞台設定をより活かした特異な話が紡がれていくことを期待したい。

  • ミステリー、それともホラー???

    光文社のPR
    未掲載
    上田早夕里・公式サイト
    http://www.jali.or.jp/club/kanzaki/s/

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。11年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。18年『破滅の王』で第159回直木賞の候補となる。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚』など著書多数。

「2022年 『リラと戦禍の風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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